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変換なしの雑食夢

ran

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前触れも無く

拍手キラー
あとは只此処の修正。ipadのキーボードが欲しいです。十字キーの重要性やShiftの有り難さを痛感中です。
あと沢山の拍手、ありがとうございます。

此処からは前触れもなく吹っ飛んだ私のpcについて。只今リカバリー2回目のお茶目さんですが、可愛さがありません。インターネットエクスプロラー9がダウンロード出来ないし。vistaなんて古いぜと言いたいのか!!!7は買わんぞと憤慨しています。
でもよくipad買ってたものだなと。おかげで何とか更新と拍手の管理ができるので。
pc復旧と私生活の為やっぱり当分此処の住人です。ご不便をお掛け致しますがよろしくお願いいたします!
ufu

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5.28三成 続き

「初めて聞いたんだけど」
「今初めて言いましたから」

目の前の麗人はそう言うと湯呑みを持ったまま私を見る。ここに来て初めて見た。この人もこんなことができるのかと内心驚きながら私もお茶を啜る。

「三成君と君?」
「御心配なさらずに。何の間違いもありません」
「君ね」
「で、私は何処の男に売られるのですか?」

ニコリと笑って半兵衛を見ると女の子がそう言う事言うものじゃないよと返ってくる。

「嫁ぐといいなよ」
「好きでもない男の子を産みに行くという事実を私なりに秘匿していったつもりですが…」
「三成君も君の何処が良いのかな?僕には理解できないよ」
「さあ?」
「彼にはまだ早いと思っていたんだけどね。」

そう言ってため息をつく半兵衛に私は冷笑して、反対?と尋ねる。

「なら、三成に言って下さい」
「どういう事かな?」
「あれはならんと。」
「…」
「私は三成が好き。嫁ぐのも子を成すのも三成がいい。だが私は伯父上の養女です。あれは知っているのか否か…どちらでもいいけれども。役割を果たして死ななければならないこと位、子供でもわかる。」
「君はそれでもいいのかな」
「良くはないわ。だからといって貴方達が私の願いを叶えてくれた事があったかしら?」
「それは…そうだけれども。」
「まだ半兵衛には言えるけど、伯父上には言えません。頭を垂れてはいというだけ。あの人には私など駒の一つでしょ?あゝ。これは貴方にも言えるか」
「…」
「沈黙は肯定とおっしゃたのも貴方だわ。」
「君は」
「ん?」
「子供の頃からそうだ。聡明で聞き分けがいい。器量も良い。僕と三成君、吉継君の前以外では礼儀も弁えている。其れなのに何も欲しがらない。何時も何処か諦めている。」
「ふふふ」
「今回もの程度?」
「いいえ」


違う。そういえば半兵衛は片眉を上げて私を見る。
幼い時分より何も求めていなかった訳ではない。欲しいものもやりたい事もあった。母を恋しがり父に会いたいと泣いた事もあった。ただかなった事があっただろうか?母を恋しがった次の日母は城を出た。父に至っては実の子ではもうないと拒絶された。私の侍女は私が怪我をした次の日死んでしまった。そこまで言って半兵衛をみる。
バツが悪いのだろう苦虫を噛み潰した顔をして視線を逸らす。

「だからだよ。半兵衛」
「…」
「三成には手を出させない。」
「ああ」
「その代わりどんな男の慰み者にもなってやるわ。私にだって覚悟はあるの」
「そうかい」


言って半兵衛は席を立つ。早のおかえりだと笑うと名前を呼ばれる。顔を上げると悲しそうな半兵衛がいて思わず笑う。


「何処へ行けばいいか決まったら教えて。何処でも行く。」
「君ね」
「その代わり三成に何かしてみろ。直ぐに死んでやる。」


冗談に聞こえないよといって半兵衛は出て行った。冗談な事あるかと言う私の台詞は誰にも聞かれず空に消えたのだ。


万華鏡の悲鳴

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ダリューン 奪還前

微睡む意識を浮上させて目を開く。視界が歪だ。まだ熱が下がっていないのだろう。何故こんな忙しい時分に寝込んでしまったのかと嫌気がさす。

にしても…。天井が高い。見慣れた風景の筈なのにまったく別の場所のようだ。無性に悲しくなる。病を得ると物悲しくなるというのは本当だなと枕に顔を埋める。


「起きているか?」
「?」
「泣いているのか?」
「ダリューン様」
「辛いか?」

遠慮がちに撫でられるそれに気がついて顔を上げるとダリューン様がいて思わず泣いてしまう。それを見てギョッとされて名前を呼んでくださるものの返事すら出来ないほど私は泣いてしまった。

「な、泣かないでくれ」
「ダ、」
「貴方に泣かれると、如何すればいいかわからなくなる」
「御免なさい」
「辛いか?」
「いいえ」
「では?」
「寂しかった」
「は?」


寂しかったのと言う。涙越しに見えるダリューン様の顔はよく分からなかったものの何時の間にか取っていた彼の手に縋っていると柔らかい声で名前を呼ばれる。

「手が熱いな」
「ん」
「寂しかったのか」
「うん」
「貴方が甘えるのは初めてかもしれないな」
「御免なさい」
「謝ることではないさ」
「ダリューン様」
「ん?」
「忙しいですか?」
「如何した?」
「ここにいて」
「…」



忙しい時分であることを失念した私が言うと、ダリューン様は困った様に笑うのだ。

「わかった」
「ほんと?」
「ああ」
「いなくなったらやだ」
「もちろんだ」
「うん」
「だからもう少し寝なさい」
「ダリューン様」
「?」
「大好き」
「…」


そう言って私は瞳を閉じるのだった。



微睡む意識

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キラー

「色々だ。」
「は?」
「色々考えたのだがな」
「キラーさん?」

誕生日は何時なのだと尋ねるので私は顔を上げる。右手の包丁も止まったままだからかなり滑稽な姿だろう。
あれ以来、何が考えているのだろうとは思っていたのだが。くつりと笑うと少し怒った声で私を見て笑うなという。
存外かわいい人なのだ。


「まだ気にしていたのですか?」
「当たり前だ」
「私、自分の誕生日なんて知らないんですよ。」
「聞いた。だがそれでは困る。」
「なら昨日で」
「お前な」
「だって歳なんて取りたくないし、知らなくても困らないでしょ」
「俺が困る」

そう言って私の左手を取る。観念して包丁を置いて恨めしげに見つめると困った顔で見返してくるのだからタチが悪い。

「ごはん」
「旨そうだ」
「冷えちゃう」
「それは頂けない」
「なら」
「なぁ」
「ん?」


ずっとお前の飯が食いたい。

そう言って銀色の輪っかが薬指に通される。それをみてキラーさんを見上げると悪い顔をして左手を上げられた

「プロポーズですか?」
「違いない」
「なら答えなんて決まってます」


他の誰がいようと気になんてしていられない。
そう思いながら銀色に光る手を彼の背中に回すのだった。





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