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変換なしの雑食夢

ran

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キラー

「色々だ。」
「は?」
「色々考えたのだがな」
「キラーさん?」

誕生日は何時なのだと尋ねるので私は顔を上げる。右手の包丁も止まったままだからかなり滑稽な姿だろう。
あれ以来、何が考えているのだろうとは思っていたのだが。くつりと笑うと少し怒った声で私を見て笑うなという。
存外かわいい人なのだ。


「まだ気にしていたのですか?」
「当たり前だ」
「私、自分の誕生日なんて知らないんですよ。」
「聞いた。だがそれでは困る。」
「なら昨日で」
「お前な」
「だって歳なんて取りたくないし、知らなくても困らないでしょ」
「俺が困る」

そう言って私の左手を取る。観念して包丁を置いて恨めしげに見つめると困った顔で見返してくるのだからタチが悪い。

「ごはん」
「旨そうだ」
「冷えちゃう」
「それは頂けない」
「なら」
「なぁ」
「ん?」


ずっとお前の飯が食いたい。

そう言って銀色の輪っかが薬指に通される。それをみてキラーさんを見上げると悪い顔をして左手を上げられた

「プロポーズですか?」
「違いない」
「なら答えなんて決まってます」


他の誰がいようと気になんてしていられない。
そう思いながら銀色に光る手を彼の背中に回すのだった。





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