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変換なしの雑食夢

ran

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52

「…ちちうえがもちをたべております!」
「そ、その様なことで驚くのでござるか?!」
「まー石田だからな。菓子食うか?」
「やれ、独眼竜。うちの坊にあまり甘い物を与えりゃれるな」
「そうで御座いますぞ!政宗様。」
「若様もダメだよ。うちの旦那も虫歯になって大変だったよー!」
「うちもだ」
「我は食べさすので精一杯よ。佐吉はまだで三成より食すから賢いかしこい」
「おい、若。こっち来い」
「うむ。巻き込まれると長いでござる」
「流石父兄会よ」
「うちは鶴の字だろなぁ」
「あれは…風魔に現を」
「はっ歯ぎしりが凄いでござる」
「西海の鬼が嫉妬の鬼だな」
「お、流石伊達の旦那!上手いこと言うぜ」
「嫉妬の鬼…」
「しばたどの?」
「なんでもございません」








「騒がしいなぁ」
「後で斬首しておきます」
「いい、いい。佐吉も楽しそうだ。柴田殿の妖の話が好きらしくてな。刑部が嫉妬していたぞ」
「そうですか」
「食べられるか?」
「あと、ひとつ」
「う、うん。そんな苦渋に満ちた顔をせずとも。」
「あと、ひとつ」
「緩々と食せばいい。どうせこのあとも宴なろう。いや、彼方はもうなっている。父上が乾杯しているし」
「…」
「歯ぎしりが…無理せずともよいぞ」
「その様な!!!」
「う、うん。」




餅と睨めっこしている三成を見ている。長い。とっとと食えとは流石に言えない。3日分くらいの量だからなぁ。だから小さいのを頼んだのにな。わざわざ大きいのにせずとも。いや、大きくなくて普通サイズにせずとも。



「あ」
「…」
「だ。大丈夫か?」
「あい」
「…」
「ごくん…う」
「顔が青いぞ!横になれ」
「ですが」
「膝を貸そうか?枕をとろうか」
「ひ、ざ?」
「衣装もきつい故別室で休むか?」
「膝をお借りいたします」
「ん。気持ち悪くなればすぐ言え。徳川殿」
「おっ!睦まじい…三成睨まないでくれ」
「これ、おとなしくしておれ。彼方は頼んだよ。あと水と桶を用意する様に言ってくれ」
「承知した。」
「ありがとう。」
「姫様」
「大事ないか?」
「はい」
「無理をしないで良かったのだぞ」
「ですが」
「?」
「姫様より、この心が小さいと思われるは甚だ」
「…」
「特に独眼竜などがそう」
「からかっただけだろ?にしても」
「姫様」
「そなたは誠愛しいな」
「私もで御座います」









からんころん





「う…」
「無理をするからよ」
「刑部」
「胃薬を飲んで奥へと行きしゃれ」
「だが、」
「宴は長い。一眠りすればよかろう。明日の婚礼に青い顔して出る気かえ」
「そうだな」
「姫様」
「皆勝手にしているしな」
「そうよ」
「刑部もあとは頼んだ」
「頼まれた」
「歩けるか?」
「ああ」
「ひひひ。本に睦まじい事よ」

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