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変換なしの雑食夢

ran

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「っ!」
「やれ起きたのか?」
「いいいいいいいいいい」
「ひひひ。壊れよったわ」
「今何時だ!?」
「もう昼餉が済んだのちよ。」
「何だと?!なぜ起こさなかった???」
「見よ。」
「…なぁ刑部。」
「ん?」
「何故、石田殿と真田殿が?」
「やれ、静かにしたもう。先程まで主を起こさぬ様に戦いに明け暮れておったからのう。」
「本に。私の寝所がボロボロだな」
「まぁ、怒るな。ちと寝よ。体が悲鳴を上げよるわ」
「…」
「太閤よりの内々の沙汰よ」
「わかったが…で何故この様な」
「ひひひひひひ」
「?」
「其方も変わった男に好かれるなぁ。」
「真田殿か?如何した?」
「夜の試合に出るそうな」
「…は?」
「いや何。のう、忍び殿」
「あはー。ごめんね」
「…」
「いやさ。うちの旦那女性恐怖症でね。いや違うな。極端なシャイなんだよね。言ってたでしょ?」
「ああ。」
「その旦那がさぁ。姫様に一目惚れした様で、ね。いや女とわかってのちだよ!そういう趣味ではないから。」
「其れを太閤と虎がのぅ。結婚せぬとも良い。真田と三成のショック療法としてどうかと」
「今、刑部が嫌いになった」
「ぬ…。ほら見てみろ。主らのせいで我まで!!!」
「ほっんとごめん!!!どこを如何見てもうちが悪いし、酒弱い二人が酒飲んでやっちまった感半端ないんだよ?大谷の旦那も竹中の旦那もそりゃ必死に止めたんだけどさ。がはは。如何だとうむで終わっちゃて。うちとしてはあの、真田の旦那がさ女に興味をしかも姫さんみたいに器量好しって…俺育て方間違って無かったと心底喜んだけどさ。ごこごごめん!そんな顔しないでよ。俺様も止めたんだけど。珍しく土下座して頼んだ旦那を見てたら、つい」
「はぁ」
「打ち首覚悟でお願いします!真田の旦那に一世の情けを!」
「ひひひ。」
「あいわかった」
「え?!」
「なんだ、その顔」
「ほーーーーんとうにいいの?」
「良いと言っているだろ?」
「やれ、姫。」
「いい。元々石田殿以外の男も相手にせねばいかんだからな。別にいい」
「…」
「ただし、婚礼の好はないぞ。何より不寝番も立つ。そちらも一人つけよ。」
「えっえー?」
「良いな。」
「わかったけど。」
「ならば明日に迎えを寄越す。刑部」
「な、何よ。」
「安心しろ。刑部は嫌いになれん」
「…姫。」
「今外でそわそわしている竹中殿が大嫌いだ」
「あ、気がついてたの?」
「其れなら良い」
「良いの?!」
「姫に嫌われるとうちのに言われている様でな。ちと堪える」
「どこまでいっても愛妻家だな」
「ひひひひ」





からんころん






「ということだから」
「…」
「だ、旦那?!」
「破廉…いや、うぉぉお。お館様ぁぁぁ!!!」

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