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変換なしの雑食夢

ran

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28

「内大臣殿!!!」
「真田殿。朝早くから精が出ますなぁ」
「甲斐にいた頃はもうちと早くに行っておりましたが、流石にと佐助に怒られ申した。煩かったでござるか?」
「いや、気になさらずに。御滞在中に不便はありませんか?」
「はい。」
「お手合わせいたしましょうか?」
「いいいいいいいいいえ!」
「ふふふ。ならば朝餉にいたしましょう。侍女達がそわそわして待っております。如何です?」
「そ、某!」
「冗談ですよ。ん?」
「内大臣殿?」
「汗が」
「っ」
「おい、誰か。手拭いを」
「はいただいま」
「季節の変わり目でございますからな。風邪を召しませぬ様に」
「は、い」
「では。あとは頼んだよ。残念だが其方たちは近づかないようにね」
「はーい」
「私の侍童です。あとは頼んだよ。」
「はい。」
「侍女のつゆ払いをして差し上げなさい」
「はい」
「良い子だ」





一礼して輪から出る。トボトボと歩いていた様で左近に近づいてこられる。五月蠅くてかなわんと手で追い払うと飼い主が来る。



「姫様。」
「石田殿。おはよう。この五月蝿いのを如何にかしてくれ。」
「えー。マジひどいっす!」
「五月蝿い」
「左近んんんんんんんん!!!!!!!」
「はぁ。」
「っ姫様。如何致しました」
「何でもない」
「顔色悪いっすね」
「五月蝿い左近。」
「真逆!」
「下衆の考えは改めよ。まだ身籠っておらん」
「え〜。」
「そこを退け。部屋に帰る。」
「お待ちください」




そう言って肩を持たれそうになるので避けるとすごい顔をされるので取り敢えず、無視をする。父上が待っているから早く行けと言えば、返事が返ってこない。



「信玄公との朝餉だ。滞りなくな」
「そういや。行きましょう、三成様」
「ぐ…」
「私も後から参る。先に行け」
「しかし」
「石田殿」




そう言えば一礼して歩いて行ったらしい。一瞥もせず歩いていたがやはり、眩暈が酷い。不精が祟ったかなと思いながら蹲る。飯を食べてもあまり入らぬし、寝てもあまり疲れがとれん。左近が言った通りと言いたいものの月のものと考えて違うだろう。ただの疲れだなと思ってクスリを飲もうとするものの以前のことがあるから憚れる。少し寝れば楽だが、そうもいかぬしと思っていると足音が聞こえる。誰だ。頼むから武田のものではありませぬ様にと祈っていたら、抱きかかえられる。


この羽織はよく、知っている。






「左近。私も所用の為遅れると秀吉様にお伝えしろ。」
「姫様もっすね。」
「ああ。」
「姫様、触れる許可を、私に」
「大事ない。先に行けと申したはずだ」
「姫様」
「其方の手を借りずとももう少ししたら歩ける。捨てておけ」
「しかし」
「早く行け」


先ほど左近にした様にするとその手を取られる。きっと睨みつけてもこの男の顔は変わらない。



「後で幾らでも罰を受けます。」
「は?なっ?!」
「左近」
「はいはいっーと」
「すぐ着きます。其れまで我慢してください」








からんころん








「やれ、姫」
「静かにしろ刑部」
「寝てるか?にしても」
「何だ?」
「随分仲の良い」
「…お眠りになったのち悪夢をご覧になったのだろう。魘されておられたので…如何したものか」
「ん?」
「お起きになれば嫌がるだろう」
「ならば手を離せばよかろう」
「…」
「お休みの顔だけは昔と変わらない」
「…そうよな」
「だが、起きればまた。私は」
「…」
「何と情けない男だろうな刑部。この様な醜態では秀吉様のために働けぬのに」

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