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変換なしの雑食夢

ran

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唐紅

「姫様」
「はい」
「…もう痛くありませんから」
「本当にごめんなさい。なんとお詫びすれば良いか」
「いえ、私の不配慮が原因です。」
「あんな…子供の様に。貴方にご迷惑どころか…お怪我をさせてしまって」
「この様ものは怪我には入りません」
「ですが…」
「姫様」
「…」
「…」
「一層…」
「姫様?」
「…」
「まさか?!」
「私を罰して下さい!」
「婚約を破棄にはしないでください」
「え?」
「は?」
「石田様?」
「破棄はやめて下さいませ!私は貴方以外の方と添うつもりもありません!」
「破棄は…私もしたくありません」
「姫様!」
「ですが…私は。どうぞ!同じ様に打っていただいても!引っ掻いていただいても構いません!打ち据えられても切り刻まれても致し方ないことをしております!どうぞ私を罰して下さいませ!」
「打ち据え…斬り刻む?私が姫様を?」
「はい!」
「無理です!!!」
「ですが!」
「貴方の美しい肌に擦り傷一つ付けたくないのです!それ以前に…打ち据えることなど!貴方は私がお守りするものであって!傷つけることはありません」
「私は貴方を」
「いや、痛くありません!怪我ではありません」
「ぐす…」
「姫様?!」
「やれ、仲直り…まだの様よの」
「刑部!助けてくれ!!!」
「ん?」
「かくかくしかじか!」
「…デコピンでもいたせ。」
「!」
「姫も。あまり無理を申すな。もし、誰ぞ主にデコピンして見よ。冗談ではすまぬのよ。」
「ですが…」
「まぁ、終わり次第例の部屋に。婚礼の晴着を決める故」
「石田様…」
「デコピンなど!許されるわけがない!!!」
「だめか。なれば姫、頬に接吻などでもしりゃれ」
「「?!」」
「元々罪ではあるまいが、姫からなさる羞恥は同等よな」
「で、すが」
「三成も打ち据える趣味はなかろう?ここらで手打ちせよ」
「だ、が」
「嫌か?」
「嫌なわけがない!」
「口にするのはぬしから折を見てすればいい。故に姫からは頬よな。」
「…」
「では。あとで。三成。ぬしもとっとと済ませて参れ。丈合わせがある故」
「おい!…姫様?」
「!」
「ご無理をなさらず」
「い、え」
「…」
「あの、」
「(愛らしい)」
「そ、の」
「目を」
「はい?」
「閉じてください」
「?」
「…」
「なっ?!」
「接吻は私からしたいものです」
「う…石田様」
「なさいますか?」
「!」
「そのご尊顔を拝しただけで充分…!」
「っ!では!行ってまいります!!」
「…」








唐紅







「茹で蛸が二つよな」
「可愛いなぁ」
「賢人も骨抜きか」

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