丹色 三成 戦国 長編 続き 現代終 2016年01月25日 「姫様?」「ん?ああ。松?」「少し失礼いたします」「?」「今日は学校も慰問もお休みなさいませ。」「如何して?」「熱が出ていますよ。」「え?」「本にご自分のことは疎くていらっしゃいます。医者を呼んで参ります。横になっていてくださいませ」「はい」静かに部屋を出ると刑部様がいてこちらに気がつく。このところ内地ばかりなのは私情では無く転々と戦地を指揮していたからだと竹中様が言っていた。ここに来た時の細さは成る程死ぬ間際の彼に似ていたが、姫様と交流する最中、大分人間らしくなったと思う。「石田様は?」「三の姫と会議中よ」「…」「やれ其様な顔をするな。三の姫はいまや内府の筆頭事務次官。会議する必要もあろう?で…姫は?」「風邪を召しまして」「それはいかぬ。すぐに医者の手当てを」「そう思い支度中です。」「…三成には」「どちらでも。ただいますぐ来られても着替えや診察でお会いはできませんよ」「そうよなぁ」「三の姫様は」「ん?」「どの様な心地で相対しているのでしょうか?」「子が出来たらすぐに合わずじまいだった故。それでも石田を存続させ教育を始めとする礎を築く手腕は今なお語り草故」「分かっておりますが。また」「それはあるまい」「何故?」「姫が変わったのと同じで三成も同じよ。女を抱くのも、何かも。」「なら、いいのですが」「もう動き出した船を我らが止めることはできぬ、できぬ。故に反りそうな三成を調教するのみよ」「…」「何か?」「貴方様も随分おかわり遊ばされた」「ぬしもなぁ。真逆、恋仲になるとわなぁ」「…失礼いたします」「松」「はい?」「ぬしも無理をするなよ」「本に…悪い物をお食べになったのですね」「(顔真っ赤にして愛いなぁ)」丹色「ん…」「!?」「石田、様?」「姫様」「ま、つは?」「今水を」「ああ。そう、ですか」「少し、横を向けますか?」「?」「背中を」「ん…ありがとうございます。気持ち、いい」「…」「でも、」「何か?」「うつってしまいます」「構いませんよ。」「お仕事に」「許可は頂いております。」「な、ら」「?」「手」「はい」「冷たい。石田様の手は大きいですね」「姫様のは小さくあられる。」「少しだけでいいですから」「貴方が厭うまで」「ありがとうございます」 PR