躑躅色 三成 戦国 長編 続き 現代終 2016年01月25日 「で、許嫁の件受ける気だよね!」「い、いえ。其れは」「じゃあ如何いうつもりだったの?君ね。舞踏会のエスコートは許嫁の役割と知っていたはずだよ?もう昨日からずっーと僕の方にも問い合わせがあってね」「う…」「せっかくあった縁談も…」「な?!」「行き遅れてるって不安な姫が半泣きだったよ」「い、ま姫様は?」「さぁ。許嫁でもない君に言うとでも?」「ぐ…そ、の。」「何かな?」「許嫁の件」「ん?」「謹んでお受けいたします」「うん。あのね。君も少し簡単に考えなさい」「は?」「可愛かっただろう?誰にも渡したくない。君の色の衣装を選んで君からもらった髪飾りで形取る彼女が」「…はい」「君が思っている以上に君は彼女が好きなんだよ」「わかっています。昔のあの人が居ないとしても。彼女を愛しく思ったことでしょう。ですが」「あの、ね。君は知ってる?前夫婦が敵同士になったり男だったり女だったり。敵同士が結婚したり。色々だよ。僕自身昔の通りにして失敗も沢山した。そう言うものだよ。時代も違えば人の形も思考も違う。そう言うものだよ」「?」「君は今の気持ちを大切にしたらいいってことだよ」「…」「姫を大事にね。美しく育っているけど我が強くて頑固だよ」「それでも」「ん?」「大切にしたいのです」「それで良いよ」また、破談になったらしい。いや、破談の段階ですらなかったものの私はまた行き遅れたらしい。一層清々しい!と思いつつ哀しくて仕方ない。「姫様!!!!!!」「わっ!?」「いらっしゃ…っ?!」「いし、ださま?」「!!!」「え?!ちょっ!如何したのですか?!ご自分でご自分の頬を?!」「申し訳ありません!私が浅慮なばかりに!」「あ、いいえ。違うのですよ。私が」「違います!私は!!!」「ちょっとまってください。頬を冷やさないと」「姫様の破談の話は、私にとって嬉しい話でした」「?」「いま、半兵衛様にお願い申し上げました。姫様の許嫁の許可を頂きました」「は?」「終生姫様を慈しみます。愛おしみ、お守り致します!」「あ、の」「その頬を」「石田様」「拭うのは生涯私だけと。」「っ」「あなた様にお願いする許可を」「…はい」「っ?!」「わっ!石田様」「必ず。必ずです!」「石田様」「姫様?」「私も、生涯貴方だけを旦那様と思い慈しみ、愛おしみ。お支え、お守り致します」「っ!」「一痛いです!石田様。落ち着いてくださいませ!松!刑部様!!!たすけて」躑躅色「出入り禁止だよ」「っ」「大体ね!姫は確かにじゃじゃ馬だけれどもね。いい?君は浅慮…ん?」「半兵衛」「ああ。秀吉。姫は?」「あの」「姫様」「石田様を虐めてはいけません」「うーん。如何しようかなぁ」「あまり虐めるな」「わかったよ」「後継者として振る舞うように」「は!」「姫も」「はい」 PR