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変換なしの雑食夢

ran

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銀英伝

「財産なんて放棄してやるぅぅぅぅぅ!!!!!」
「あらどうしたの?」
「聞いて!あんのドグサレ貴族ども!!!『あら、夜戯の上手な方は宜しいわね、また閣下たちをお騙し遊ばして!おほほほほ』って。ああムカつく!!!」
「貴女のそういう叫びを聞いたの久しぶりだわ」
「『財産目当てでしょ?』って。財産目当てでオーベルシュタイン閣下と結婚してみたらいいわ。」
「出来ないでしょ?落ち着いて。」
「なんかもう、久々すぎたけど。何なのかしら?あの人たち」
「以外とミュラー提督を狙っていた人多かったから。仕方がないわ。財産はそのままにしておいて。オーベルシュタイン閣下が夢枕に現れたら面倒だわ。」
「!」
「忠告しておくわよ。貴方の枕には立たず私の方にくるからやめてよ絶対。」
「ちぇ」

にしてもと言いながらお茶を頂く。そういう事をするから選ばれないのがわからないのかしらとはっきり言う彼女が私は好きだ。
くつくつと笑っていると片眉を吊り上げてこちらを見るものだから陛下と似てきましたねという。よくお茶をしてそうやって見られたものだ。

「実はね。」
「?」
「陛下と貴方は恋人だと思っていたの」
「はぁ?」
「あの陛下が二人きりになるのはあなた位だったから。其れも貴方とオーベルシュタイン閣下の姿を見て下賤だったと反省したわ。」
「ふふふ」
「?」
「二人きりになる理由は皇妃殿下のせいよ」
「え?」
「プライドの高い陛下がなぜか私めに貴方のことを相談してたの」
「嘘でしょ?」
「口止めされたから。もう時効だからいいでしよ?」
「…」
「壊滅的に恋愛が不器用でしたけど。」
「本当に」
「いいの?」
「いいの。そこが好きだったから」


私も二人を見るの好きだわと言えば微笑まれる。


「最近」
「ん??」
「陛下が貴方と話していた理由がわかったの」
「?」
「いいストレス発散だわ」
「褒めてる?」
「凄く」
「なんか腑に落ちない」
「地位も名誉も名声も。無頓着な貴方だから。私が私としていられるのに必要な時間ね」
「褒められた!」
「ふふふ」
「でも大変ね」
「わかってやっているから大丈夫よ」
「これからは今までのように話し相手になるからね」
「頼りにしているわよ、ミュラー夫人」
「…」
「結婚式もしないで。いいの?」
「いいの。恥ずかしい」
「以外と恥ずかしがり屋ね」
「うー」


ウエディングドレスの用意はいつでも言って。ご祝儀はムカつく貴族の一掃でいいかしら?と笑う皇妃殿下がパウルさんに見えただなんて口が裂けても言えない。



皇妃殿下の相談役

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