basara 片倉 野菊と荊棘 終 2015年07月26日 「出家?!」「はい」「出家って貴方まだ18でしょ?」「前から考えていたことです。時期が早くなっただけで。」「…小十郎が何かしましたか?」「…」「否定も肯定もしないなんて貴方らしくもないわ。」「なんと言えばいいのでしょうか。手篭めにされました。」「………は?」「喜多様」「いつの事です」「風邪で」「もう良いわ。あの馬鹿弟…」「世の中こんなに美しいのに私の心は一向に晴れ渡りません。致し方ないとしても…余りにも」「そうね。ごめんなさい。」「喜多様?」「私の独りよがりで貴方を傷つけてしまいました。本当になんと言って謝れば良いのか」「喜多様が謝る事ではありませんよ。ただ、私が気に入らなかったというのはよくわかりましたし、後ろ盾のない女子の危うさもよくわかりました。…此れからは気をつけてやってください。」「…」そう言って深々と頭を下げるといつですかと言われるので年内。雪の降る前にと告げる。早く引き継ぎを致しますと言えばなんともいえない顔で私の名前を呼ぶのだった衝撃を受ける芍薬と告げる野菊 PR