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変換なしの雑食夢

ran

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basara 片倉

結局捕まえられて自室へ送られる。今度は無言で。もうその頃には私の体力も無くなっていたからされるがままだ。自室につくと布団を敷いて私を寝かせる。終始無言な上表情を見ることができない。…いや待て。此処私の部屋じゃない。此処は…

「汗が凄いな」
「…」
「おい。桶に水くんでこい。手拭いと」
「へーい」
「寝着は俺ので我慢してくれ」
「わたしのへや」
「…水くんでくる。着替えられるか?」
「片倉様」



名前を呼んでも明確な答えはくれず終いだ。如何したものかと思案して私は片倉様に手渡された夜着をじっと見る。…何かの試練なのだろうか?だったらこんな高熱の時ではなくて普通の時が良い。如何しろとと思いながら私は帯に手をかける。


「片倉さぁん。これで。え?」
「成美さ、ま?」
「意外と巨乳?いやそんな事より」
「成美…」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



本当になんの試練なのだろう。硬直していると断末魔が聞こえてきた。


「おまえっ!まだ着てなかったのか」
「すいません。もう辞めますから」
「は?」
「こんな事やめてください。」
「こんな事?」
「私が嫌いなのもよくわかりましたから。もうこんな嫌がらせ」
「じゃあ何か?嫌がらせだと」



元気になりましたら辞表を出しますと言った瞬間布団に押し倒された。熱で力のでない私と今まで見た事のない極殺モードの片倉様。


「黙って鳴いてろ」




首筋に滑るそれに戦慄する事しかその時の私はできなかった





手折る荊棘と散る野菊

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