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変換なしの雑食夢

ran

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basara 片倉

仏前の花を切ってゆく。本来大奥様のなさることだろうが、大奥様はここには居ない。故に私と喜多様とが交代でしているのだが今日は順が悪かった。真逆、片倉様に出くわすとは思わなかったのだ。
仏間は殿の部屋の奥の奥。会わずにすみたかったと思っていても顔に出すことはできない。取り敢えず、ニコリと笑って一礼して道を譲る。その間の恐ろしい形相はいつにも増して凄いことになっていた。


「おい」
「はい」
「なんの様だ」
「仏間の花を帰るのですが…後から参ります。」
「あ?!」
「いえ、その。御気分を害して重ね重ね申し訳ないことでございます。」
「如何いう意味だ?!」
「…すいません」



抱えた花を抱いて踵を返す。本当に気に入らないのだろう。こういう時は長居せずに退散するのみだ。



「小十郎」
「政宗様」
「are you kidding?ありゃないぜ」
「…」
「可哀想に怯えてやがったな。大体お前も待っていたなら素直にそういや良いだろ?」
「…そんなことより執務は?」
「もう少しで終わる。終わったら道場へ行ってくる」
「わかりました」
「お前」
「?」
「マジ、嫌われるぞ」
「言わないで下さい。」





迷走する荊棘と傷つく野菊

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