忍者ブログ
変換なしの雑食夢

ran

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

リリィ 4

「子ども?」
「リリィだよ」
「!?」
「お兄ちゃん、大きいね」
「…誰か、説明を」
「ザップです」
「…」
「如何したの?お腹痛い?お顔が辛そうだよ?」
「(あの顔を辛そうと表現できるのはリリィさんだけですね)」
「(ははは。まさに美女と野獣だな。)」
「スティーブンさん?レオさん?」
「「なんでもないよ!!!」」
「やっぱり私が来たから?」
「?!」
「みんな優しいけど困ってるから…」
「それは違うよ」
「本当に?」
「ああ。今の君に出会えて、私は光栄だよ」
「…」
「それとリリィ。君は今いくつかな?」
「6歳」
「そうか。ギルベルト」
「はい、坊っちゃま…おや?」
「こんにちは」
「初めましてお嬢様。可愛らしいですね。リリィ様にそっくりでございますね。ご姉妹がいらっしゃったのてすか?」
「リリィだ」
「?!」
「?」
「い、え。…どなたの所為で御座いますか?」
「ザップです!」
「…よくわかりました」
「すまないが、洋服を用意してくれ」
「はい。ただいま」
「リリィはこのままで良いよ?」
「ですがこのお召し物はレオナルド様のですね。」
「すいません。僕のが一番小さくて」
「迷惑かけてはダメって!師匠凄く怒るもん」
「師匠って…」
「君は知らなかったかい?幻血術のエリザベト ファン “シィシィ”エーベンハルト。彼女の師匠さ。無茶苦茶良い女だけどね。比例して中身も滅茶苦茶」
「…ははは」
「…」
「迷惑でありませんよ。リリィ様。」
「本当?」
「ええ。クラウス様にも聞いてみてあげてくださいませ」
「?」
「私だ」
「お兄ちゃん?あの、ね」
「?」
「御洋服お願いしても良いですか?」
「もちろんだ」
「!」
「(今すっげぇ良い笑顔!)」
「(クラウスの機嫌が治ってる)」
「(リリィさんスゲェ!)」
「リリィ様」
「はい」
「こちらとこちらどちらが良いですか?」
「!」
「此方もありますよ」
「…お兄ちゃん」
「リリィはどれでも似合うと思う。ピンクが好きだろう?」
「うん!」
「ではこれはどうだ?」
「かわっ?!可愛い!!!お兄ちゃん良いの?!凄く可愛いよ?!」
「ああ」
「あ、あの!ギルベルトさんも良いですか?」
「はい」
「では此方へ。」
「はーい」




服を着替えるのをギルベルトさんが手伝ってくれるので私はウキウキしながら鏡を見る。師匠は絶対来させてくれなかったドレスはとても可愛くてそれだけで嬉しくなる。



「ぎゃー!!!」
「え?!」
「害虫駆除ですよ」
「そうなの?」
「ええ。さぁできました。」
「わぁ」
「よくお似合いですよ」
「お兄ちゃんに見せてくる!」
「リリィ様はクラウス様がお気に入りですか?」
「はい!」
「ふふふ」
「だって大きくて怖そうなのにおめめがクラリスみたいで可愛いの」
「クラリス?」
「師匠の家にいる大きな犬。私には優しいの」
「そうですか」
「でもなんで私、ここにいるの?」
「シシィ様が御用の為此方へいらしたのですよ」
「師匠!また人に迷惑かけてる!もう!」
「ふふふ。さぁ今は何も心配せず、参りましょう」








「わ」
「リリィ」
「お兄ちゃん如何したの?!おてて痛そう」
「おい!姫さん!痛そうなのは俺!」
「ザップ…」
「ひっ」
「未来の奥方様になさった事のお仕置きを致してまいります」
「やめっぎゃー!!!」
「?!お兄ちゃん!喧嘩はダメだよ。ギルベルトさんもだめ!」
「然し」
「怪我したら…うう」
「な、泣かないでくれ。リリィ」
「ぐすん」
「…はぁ。ギルベルト」
「致し方ありませんね、しかし」
「ひっ」



「何か食べよう。君はビスケットが好きだったね」
「?」
「如何したんだい?」




「如何すれば治るか吐いてもらいます」
「あー…ははは」
「如何やら10日くらいは戻らないらしいんです」
「な?!」





「何でお兄ちゃんは私の好きなものを知っているの?」
「…」
「?」
「私の最愛の女性が君に似ているからだよ」
「!」
「如何したんだい?」
「…う」
「?!」
「わーん!」
「リリィ?」
「わたし」
「ゆっくり」
「大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになりたかったのに!」
「…は?」
「クラリスに似たやさしいおめめしてるもん!」
「…」
「もう!お兄ちゃんの馬鹿!」
「リリィ…」
「…」
「…」
「もう!」
「す、すまない」




「なんっすか?」
「幼女になってもふりまわしてるなぁ」
「あたふたし始めましたよ」
「あれはあれで嬉しそうだし。ほって置こう」






リリィ







「何これ」
「姫さんの幼女の時の写真」
「えー…」
「いたいいたいたいたい!!!!」
「人で遊ばないで」
「姫さん人を信じすぎなんだよ」
「あら、疑ったほうが良い?」
「んー…」
「リリィ」
「あ、クラウスさん。何これ?」
「君の(以下略)」
「クラウスさん!」
「か、可愛いからつい」
「もう!」
「そう膨れないでくれ」
「!」
「私は駄目だぞ」
「ちぇ!」
「ザップ」
「もー持ち込まないってーの」
「けち。ま、でも良いや」
「?」
「貴方似の子供作れば良い話よ」
「!」





「相変わらず振り回されてるなぁ」
「平和ですね」

拍手

PR