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変換なしの雑食夢

ran

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蛍火 雑渡さん

ちなみに
雑渡さん 33歳 尊君 20歳 高坂さん 26歳
山本さん 49歳 私 22歳






ブティックのお姉さんの眩しい笑顔に手を振る。セールはいいわと思っていたら高坂さんを見つけて手を振るとカッと目が見開いて恐怖を感じる。何あれ?怖っ。

「お嬢様。やって見つけました。」
「何それ。私、失踪者リストに入ってた?」
「雑渡さんにすぐ連絡します!」
「あー過保護の方が。うん、貸して」
「あっお嬢様?!」
『もしもし?見つけた?』
「あはっ」
『どこに行ってたの?』
「大学の帰りセールに行くって言ってたじゃん。」
『…』
「思い出した?」



帰ってきてよと言われて私は嫌だよと返す。まだ買いたいのあるしと続ければ、高坂を護衛にと言われて高坂さんを見る。うん。困ってるな。

「わかった」
『ん?』
「高坂さんとデートしてくる」
『…』
「お、お嬢様?!」
『ちょと待ってなさい。すぐ行く』
『行ける訳ないでしょ?!』
「さて、雑渡さん」
『何?』
「お仕事頑張ってね。」
『早く終わらせてすぐ行くからね。陣左。わかってるよね』
「命に代えましてもお守りします!」



何か言っていたけど無視して電源ごと落とす。高坂さんが悲鳴をあげたものの私は無視する。
つかつかつかと歩いてランジェリーショップに入ったり、本屋に寄ったりしてかっわいらしい喫茶店に入ってやる。スペックが良過ぎて腹立つわ。店員さんにおまけまでしてもらって…とも思いながら向かい合わせに座る。



「スペックが宜しくて何の甚振りにもならないなんて!」
「はぁ。すいません」
「多分雑渡さん辺りも堂々と入ってくるだろうなぁ」
「あの人はそういう人ですから。」
「ふふふ、知ってる」
「お嬢様?」
「ねぇ。高坂さん」
「はい」
「雑渡さんに良い人いないの?」
「いないと思いますが」
「ふーん」
「お嬢様一筋ですから」
「高坂さんだから言うわね。」
「は?」




あの人が私越しに見ている人は誰?
そう尋ねると至極困った顔になる。気づかない訳ないでしょと内心舌打ちをして私はじっと高坂さんを見る。
答えられないのだろうか。私はくつくつ笑ってコーヒーを飲み干した



蛍火



「何してんの?」
「お茶してます。雑渡さん、お仕事は?」
「途中」
「そうですか。」
「何その話し方。」
「雑渡さん以外は年上にはこの話し方ですが?」
「そう。私以外はね。」
「高坂さんに送ってもらいます。」
「あいつも連れて行かないと」
「なら、他を呼びます。」
「信用出来ない」
「…」
「車乗って」
「はぁ」
「嬢?」
「どうしてそっとしてくれないの?」
「大切だからに決まってるでしょ?」
「…嘘つき。」
「心外だね。」
「好きな人のところ行けば良いでしょ!?」
「だから来てるじゃない」
「!」
「どう思ってるか知らないけど。君以上に大切な人いないよ。」
「私越しに」
「大人になった君を見てる。どんどん綺麗になるんだもん。おじさん必死よ」
「…」
「嬢」
「優しい嘘、付くようになったのね。」
「…」
「いいわ。そういう事にしましょう。」
「嬢?」
「車用意してください。乗ります。」
「…ごめんね。」
「謝らないでくれます?すごく惨めだわ」

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