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変換なしの雑食夢

ran

秘密を抱える三成 4

「…」
「すかー」
「…」
「むにゃ、」
「…」
「もーむりれす。」
「ん?」
「そんなにいっぱいたべられません」
「…」
「んー…みつなりさまぁー」
「?!」
「これ、たべ、ぐう〜」
「…」
「…」
「…はぁ」
「…むにゃ」
「呑気なやつだ」
「やれ、はいる…それは何か?」
「私付きのメイドらしい」
「いや、なに。それは知っておる。その主付きのメイドが寝ておるが…」
「眠い眠いと言っていたらいつの間にか寝ていた。」
「本に気持ち良さげに…」
「刑部」
「われに悋気して如何する?我はもうちと静かなのが好みよ」
「ふんっ!」
「堂々と寝ておるなぁ。もうちと遠慮すれば愛らしいがなぁ」
「こういう奴だ」
「んふふふ」
「寝て笑っておる…」
「いつもの事だ」
「?」
「この部屋が薄暗いせいだと言っていた」
「左様か」
「?」
「いや、なに。真面目なぬしが、怒らぬのでな。それもよくあることらしい。」
「こいつのせいだ。怒ってもきりがないこの間はソファーで寝ていたが、今日は行倒れのように寝ていた。仕方がないから、ベッドに移動させたまでだ」
「ひひひ」
「何だ?…おい刑部、頬を突くな」
「柔らかいことよ。まるでもちよの」
「刑部!!!」
「やれちと静かに…ほれ起きてしもうた」
「…んー?寝てた?」
「寝ていたぞ。盛大にな」
「あ、三成様おはよう?!」
「本に主は珍獣よな」
「おおおおおおおええ??!!!!!!!?大谷様?!それに!!!!ベッド?!!???!??!!!!」
「五月蝿い」
「お、起こしてくださってもいいでしょ?!メイド長にまた怒られる!」
「また?」
「…あ」
「またとは何だ」
「そのー…ですね」
「…」
「怒りません?」
「事と次第による」
「あーのですね。実は私、三成様なんて言ってはいけないんですよ。」
「?」
「普通は旦那様よの…待て三成。なぜそのような顔をする?!」
「身の毛もよだつ愚行だ」
「「???」」
「致命的に似合わん!こいつがしおらしく、旦那様など言ってみろ!この世の終わりだ!!!!!」
「そうですよね!私もそう思うんです。似合いませんよね!!!」
「それでいいのか?主らは」
「なのにうざ左近様が告げ口をしやがって…」
「ほう」
「メイド長は三成様の命だから仕方がないと言いってお咎めなしだったんですけど。近習に言われてほっとくわけにも行かなくなって…草抜きをしていました。だからねむいのですよ」
「それはどちらの方が悪い?」
「善悪ではなかろう」
「悪いのはうざ左近様です!」
「そうか」
「はぁ…」
「ではそろそろ起きますね」
「構わん、寝ていろ」
「良いんですか!」
「其処は遠慮するとこよの」
「三成様に遠慮してどうするんですか?人の裏や機微を読んだりできる人ではないんですから思ったことを直球勝負した方が平和ですよ、ね!」
「賛同を求めるな。食え」
「わっ!」
「寝言で何か食べていた。食え」
「わーいわーい!」
「食ったら寝ろ。良いな」
「おいし〜。三成様も!あーん」
「ん」
「?!」
「如何ですか〜」
「甘い」
「やれさて、眩暈がしそうよの」









秘密を抱える三成 4








「テメェ!三成様に告げ口したな!!!」
「あ、ウザボロ左近様」
「何がだよ!!!とんでも無く怒られちまっただろう!」
「みんなの前で貧乳無学メイドが、三成様付きだ何て気にいらねぇ!って愚痴愚痴言うからですよ!」
「本当の事だろ!」
「キーッ!!!!」
「やれさて如何した」
「「こいつが!!!」」
「主らは犬猿の仲よ。もう近くに寄りゃれるな。ほれ、三成のベルが聞こえる。いかしゃれ」
「あ、本当に!行ってきます」
「左近」
「…」
「あれでいて三成とはうまく行っておる。邪魔をしりゃるな。」
「気にいらねぇ」
「ひひひ」
「あんな奴!ただの人間じゃないっすか!三成様とは本来話せないような奴が」
「それは三成自身が決める事よ」

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