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変換なしの雑食夢

ran

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月子の話 4

「…」
「…」




隊長!寝ている月子ちゃんをルー君が発見しました。






「寝て、いるのか?」






きょろきょろと周りを見渡して、ため息をつく。ライダースジャケットを脱いで掛けている様なんてあの短気で頑固なベトさんから想像出来ないほど優しくて、気持ち悪い。






「…」
「風邪をひくか」





もう一度言う。優しくて気持ち悪い。横にいるシューさんは嫉妬で恐ろしい形相になっているし誰得のデバガメだよ。




「む」
「ん」
「おい」
「んー…」




ため息をついてソファーの下に座る。言っておくが此処はベトさんの部屋でも月子さん部屋でもなく共同スペースである居間だ。リア充爆発しろ。





「…」
「…」




先輩の子守唄だとと禍々しいシューさんを横目にパット君は「第九ですね」と説明する。鼻歌かよ。ムジーク出せよ。





「…るー…と、さん?」
「?!」
「だ、いくだぁ」
「あ、ああ」
「もっと」
「?!」



ああ、そのセリフはダメだ!男の理性が試される!
月子さん魔性すぎっしょ!そう言えばリストさんは押し倒しちゃいなさいよと興奮している。ある意味怖い。




「月子」
「?」
「運んでやる」
「んー…」
「触るぞ」
「ん」





お姫様抱っこかよ!いいなおい!様になるやつは!




「るー、としゃん」
「寝ていろ。」
「ん」
「…」
「…」





恭しく運ぶ様はまさに王様だ。擦り寄る月子さんのせいで顔真っ赤なのはお愛嬌としても絵になるなぁ。






「このまま押し倒しちゃうかしら?」
「えー。ルー君には無理だよ」
「死んでも無理そう。」
「そうよねぇ」
「お祖父様も孫の顔見れたらそれでいいみたいだし。」
「まぁ!」
「あの女ぁ!!!!」
「ちょ!五月蝿い!」




「にしても降りてこないわね」
「「「「…」」」」





「私夕飯の買い出し行ってくる」
「手伝うわ」
「あ!僕も!」
「俺も行く!」
「さぁいくわよ」
「先輩ー!!」








月子の話 4

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