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変換なしの雑食夢

ran

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暗の妹と三成 7

「おい!」
「兄上…?!(ぷい!)」
「(可愛いなぁおい!郷ならどんだけ言われるか!)すまん」
「…」
「お前さんは小生の一番可愛い妹だ。ひどい事を言った。すまん」
「兄上の、ばか」
「?!泣くなよ…」
「だぁっ、、て…」
「小生が悪かった。頼む。泣かないでくれ」
「あい」
「良い子だ。…でだ」
「?」
「此れが光からだ」
「義姉上?」
「ああ。前半はすげぇ怒ってる。小生をだけど。」
「ふふふ」
「後半は…泣くなよ」
「…」
「光なぁ、お前さんを放り出したみたいになって凄く後悔してんだよ。お前さんには嫁いだ時世話になったのにってな。…小生としてもだ。だが小生は会いに来れるけど彼奴は無理だろ?ああいう別れだったから手紙もかけなかったしで。許してやってくれ」
「光義姉上は…私にとって大切な姉上だもの。ずっと大好きです」
「あとは任せろ。お前の好きなようにしたら良い。嫌ならどうにかして逃がしてやる」
「…」
「?」
「治部様はどうして私なのでしょう?」
「さぁなぁ。半兵衛に聞いても誤魔化すばっかだし。ああいう奴だけど冗談で言う事はねぇな。」
「反対していたのに?」
「今でもしてる。彼奴は凶惶だ。お前に何かあったら…やっぱり反対だ!」
「兄上」
「でも」
「?」
「お前には優しい男なんだよな」
「…はい」
「侍女に手を出す男だぜ」
「今まで侍女いなかったそうです。私もこのままそばにいるようにと言われてます」
「マジか?!」
「大阪と佐和山と戦さ場のみらしいので。佐和山に行くなら共に行けば良いし、大阪でもこの通りでと。刑部様がそう。でなければ」
「?」
「刑部様の仕事が増えるそうです」
「ベタ惚れかよ」
「兄上」
「ん?」
「どうして兄上は側室を持たないのですか?」
「あん?」
「…」
「お前さんたち見てたからな。」
「そう、ですか」
「結婚なんて碌でもねぇとは思ってたぜ。このまま気ままに生きても良いかなってくらいには。だけどよ〜」
「?」
「光見たらなぁ。苦労させるだろうけど。結婚してぇとおもってな。此れがまた良い女だろ?もう光だけで良いって思っちまっただけだ。もともと小生は好色ではないからな!」
「ふふふ」
「三成には小生が言っておく」
「!」
「側室入れるんなら返してもらうって。」
「そ、それは」
「きっと彼奴はうんっていうぜ。いや、黙れか?当たり前だ!だな」
「ふふふ」
「着の身着のまま来いだぁ?そんなの小生が許さねぇ!三国一の花嫁にしてやるからな」
「…そう」
「?」
「そう望んでも良いのですか?」
「当たり前だ」
「っ」
「お前さんは小生の一番可愛い妹だからな」











という訳だと言えば福々とわらう刑部の笑みに戦々恐々する。1に側室を持たない事。2に嫁入り準備するまで婚礼は待つ事。そう伝えたらそれ位ならいう事なのだろう。




「して」
「あん?」
「嫁入り支度はいつ頃よ」
「2年」
「妥当よな」
「と思うだろ?ところがどっこい」
「?」
「小生には出来た嫁がいてなぁ」
「確かに主にはすぎた嫁御よ」
「ぐ…。まぁ良い!何時でも嫁げる様にってな準備してたみたいだ」う「!」
「今反物の仕上げをしているらしくてな早ければ来月にはこっちに持って来れる」
「出来した。流石よな」
「そっちは如何だよ!…結納支度してないだろ?」
「明日にでもいけよう。目録をやり取りしておったからなぁ」
「なにぃ!?」
「主の家老は誠仕事の早い男よの」
「あいつ!」
「やれ、三成を呼んでこようか」
「本当に良いのか?」
「それはこちらの台詞よ」
「小生はまだ反対してる!」
「左様か。黒田は?」
「…嫁ぎたいそうだ」
「ひひひ」
「引く手数多だろうに!」
「その引く手も三成に斬られよう。被害が少ない方が平和よ平和」
「まぁなぁ…真逆!」
「ん?」
「手を出しちゃいねぇよな!」
「ないない。それが出来る男ならとっととものにしておろう。くそ真面目に初夜までは手を出さぬつもりよの」
「真面目すぎんだろ!」
「ああ言う男よ。やれ、来たか」
「入るぞ…暗まで。如何した?」
「主の縁組が決まった決まった」
「?!」
「うちの妹を貰うからには側室なんて貰うなよ!」
「当たり前だ!」
「ひひひ。来月には主の嫁御よ」
「何?!」
「早くて驚くだろ?」
「遅い!」
「…ひひひ。支度は必要よ」
「そんなものはいらん!」
「そういうなよ!着の身着のまま行かせたらあいつの肩身が狭くなる!」
「っ」
「左様よ。水面下で皆が動いた故このように早いのよ。」
「すまん」
「構わぬ。が、三成」
「何だ?」
「手を出すなよ」
「あ、当たり前だ!」
「ひひひ。言うた通りよな」









暗の妹と三成 7









「やれ、入る」
「やあ吉継君!待っていたんだよ。」
「如何なった?」
「強行よ強行。今月には結納を交わして来月には輿入れよ」
「もっと早くできないかい?!」
「半兵衛」
「だって三成君の気が変わったら…」
「変わらぬよ。安心致せ、賢人」
「万事任せる。頼んだぞ」
「あいあい」
「にしても…ふふふ。僕にも孫が」
「結婚もまだよ」
「手を出してないの?!誤差じゃないか」
「三成が無体をせぬだろう。」
「そうよの。それが出来れば良かったのだがなぁ」
「唆してこようか」
「やめしゃれ」

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