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変換なしの雑食夢

ran

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馬鹿な三成

今日はいつもより仕事が早く終わったのだ。今なら三成も帰ってきてないだろうし食事でも作って待ってようかな?と思いながらラインを入れる。返事が返ってこない。あれ?如何したんだろ?と思いながら到着した彼の部屋。鍵を貰って、いつでも好きな時に来いと言われているものの連絡が取れないままきたのは初めてかもしれない。




「あれ?」





靴がある。明らかに三成のものではない…というかパンプス。
寝室へ行く道中は三成の服がヘンゼルとグレーテルよろしく点在している。そして所々の女性の服。
これは見ない方が良いかもしれない。帰ろうと思った瞬間に運悪くスマホが鳴る。不運を背負い込むのはあの男だけで良いだろうと思いながら私は急いで電源を切る。逃げよう。とりあえず見なかったことにしよう。そうおもったのに






「三成…客だ。…起きろ」
「あ、の!」
「すぐ起こす」
「いいいいいいいえ!結構です!」
「孫市…」
「?!!!?!」
「烏が。早く起きろ。貴様に客だ」
「な…客?」





全裸の二人の会話は恐ろしく酒臭い。如何やらまだ強かに酔っているらしい。




「誰…花?」
「っ?!」
「如何した?何の用だ?」
「…」
「?」
「これ」
「?」
「じゃ」
「???」







材料を手渡して私は走ってその場を後にする。
酔いが覚めたのだろう。鬼の様になる電話もラインもメールも全て無視して私はビジネスホテルに移動するのだ









馬鹿な三成











「花!」
「っ」
「捕まえた!!!」
「離してください!」
「話を聞いてくれ!」
「聞くことなんてないです。離して」
「逃げるだろう!」
「もう関係ありませんから」
「っ」
「孫市さんでしたっけ?末長く」
「馬鹿を言うな!私は!!!」
「?」
「…」
「おい」
「何ですか?」
「決めたのか?」
「無理矢理でしたけど。最近確かに会っても三成さん困っていたでしょ?」
「…」
「潮時なのでしょ?」
「私は」
「鍵」
「…お前は側にいると」
「浮気、されてまでですか?」
「酒に飲まれていた。…お前だと…」
「孫市って呼んでたのに?」
「あれは」
「無理しなくていいですよ。私もしませんから」
「おい!」
「荷物も、捨てて下さい。私のところには何もないですけど、鍵は変えましたから。それも捨ててください」
「っ」
「では」






追いかければ良かったのだと後から悔やまれる。

彼女が会社を休んで失踪するなどその時は思いつきもしなかったのだから。

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