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変換なしの雑食夢

ran

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「…」
「起きなさったか?」
「ぎょうぶ?」
「昨日より酷いか。しかし…今日明日が病の峠よの。此処から快癒に向かおうが…やはり日を改めるか?」
「いいえ。じぶもあなたもいそがしいみ」
「にしても太閤よりは半月の猶予をもらっておる」
「でも、はんべえがおこる」
「なれば二人を呼ぼうなぁ。誰か」
「ありがとう」
「よく礼が言える。姫は良い子だ」
「ほめられました。」
「姫はようよう良い子故褒める機会がない、ない」
「ふふふ。」
「来よったな」
「やっぱり酷くなってるな。姫さんよ。やっぱり明日にしねぇか?」
「いいえ。でも」
「?」
「うごけません」
「ははは。そりゃそうだ」
「とこからはいけませんか?」
「俺はいいぜ。吉良。おめぇさんも異存はないな」
「兄上がそうおっしゃるのなら」
「我らも構わんよ」
「…わたしもだ」
「では」




そういうと刑部が誓紙と硯を取ってきてくれて座らせてくれる。さらさらと書いてこれでいいですか言うと異存はないようで皆に名と花押。血判を頼む。これだけでも目が回るのだからかなり厳しい。



「姫」
「ああ、わたしのばんてすね」
「あいも変わらず別嬪な字だ」
「…そういえば」
「?」
「血判はどうする。まさか切るとは申しはしまいな」
「え?きらないと…たれかわたしのかいとうをとってください」
「そいつはいけねぇ!」
「ですがけっぱんがないと」
「ならぬならぬ」
「では針を」
「?」
「針でついてなら」
「…」
「じぶ。おかおがこわい」
「申し訳ありません。ですが…」
「…いかがいたしましょう?」
「朱肉で如何か?」
「だめでしょ?」
「いや!ここんとこにその旨書けば良い!なぁ!お二人さん!」
「名案よ名案」
「いいのですね?」
「ヒヒヒッ。誰か朱肉を」
「…過保護ですね」
「おはずかしいかぎりです」










「一旦帰ってまた来る」
「いつでも待ってるぜ」
「もしも何かあった折はこの忍びを使うてくれ」
「ああ」
「三成」
「今行く」
「そういや、聞きたい事があった」
「私的か?公的か?」
「私的。姫さんのことだけどよ」
「?」
「婚約破棄されたって本当かよ?」
「…ああ」
「やれ、三成。西海の。それをどこで?」
「本人に聞いた」
「破棄ではなく…停止よ停止」
「相手は?豊臣の?」
「やけに気にかけるな」
「いやさな。なんな悲しそうな顔させると相手が誰かと思ってな」
「ヒヒヒッ。まぁその話は緩々と。…三成」
「今行く」
「名残惜しければぬしは残るといい」
「構わん。長曾我部」
「おう?」
「姫様を頼む。」

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