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変換なしの雑食夢

ran

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十二国

「お前は」
「はい?」
「なぁー。桃まだ?」
「はいはい」
「よくモテるのだから」
「はい出来ましたよ」
「ありがとう」
「…」
「ふふふ。口の周りが汚れているわ」
「まじかよ」
「こちら向いて」
「えー」


聞いているのかという声とともに机を叩くのでびっくりして主上を見ると不貞腐れているので若干困る。主上と呼ぶと頬を膨らませてそっぽを向くものだから益々だ。急いで手を洗って側に行く。ぷにぷにと頬をつつくと怒られた。


「かっこ悪りぃな」
「六太」
「母ちゃん取られたガキみてぇ」
「おまえこそ。母親に甘える糞ガキではないか」
「なにをー!」
「なんだぁ?」
「ふふふふふ」
「「?」」
「本当の親子の様」
「「誰が!!!」」
「あら母親は私がなれるかと思いましたのに」
「!」
「当たり前だろ!俺の母ちゃんはお前だけだもの」
「ありがとう六太」
「…」
「あら主上は?」
「意地の悪い女だな」
「そうでございますか?」
「ああ」
「なら」
「お前とは本物の夫婦だ。この糞ガキが子供というのが腹立たしいだけだ」
「なにお」
「いらっしゃい。六太」
「抱きかかえるな。重いだろう」
「六太なら大丈夫ですわ」
「なら、いいが」
「どういうことだ?」
「いい旦那様だということよ」
「えー?」
「お前な」
「いい息子といい旦那様を得て幸せね」
「「…」」
「?」
「俺仕事してくる」
「え?」
「俺も」
「…」
「お前も来るのだろう?」
「ええ」
「?」
「ですがもう少しだけ」
「「は」」
「折角久しぶりに3人揃ったのですから。」



そういうとこそこそ出てこうとした2人がぎゅうぎゅうと抱きしめてくる。それがおかしくて私も抱き返すのだった



寂しい野薔薇

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