大谷兄妹と三成と私 9 大谷兄妹と三成と私 2016年12月05日 「吉継さーん」「ん?」「朝ですよー」「はてさて。もう朝か?まだ眠い」「兄様!見てください!」「…愛いのう。よう似合っておるわ」「秋お姉ちゃんが作ってくれました!」「良かったのう」「吉継さんも枕元」「ん?」「刑部!…まだ起きてなかったのか」「やれ、三成もか」「秋に作ってもらった。秋、さやかのところへ行ってくる」「はいはい。よろしくね」「ああ」「朝から珍しく喜色満面よな」「さやかさんとペアルックが密かに嬉しいみたいです」「…」「吉継さんも!」「やれ急かすな」「わっ」「ひひひ」「吉継さんの色中々決まんなくて二色色混ぜたの!どう?」「黒と茶か」「そう。茶で作ってたんだけど…やっぱりこっちにして良かった。こ」「ようできておるわ」「ふふふ。今度これ着て散歩行こうね」「で、」「ん?」「主のは?」「ないよ」「…」「?」「やれさて。買い物に行くぞ」「え?急に?」「朝餉をくろうたらよ。春」「はい!私は兄様に賛成です」「ひひひ。さすが我が妹よ。」「すごい疎外感!」「いや何。我ができるのは毛玉の見立てのみよ」「!」「どうせぬしのこと。三成と雑賀を揃いにして我と春を揃いにしたのよなぁ。で、自分のを悩んだか?」「いやぁ…はい。お見事です」「我らと共にいたせ。わかったな」「!」「秋お姉ちゃんは紅葉の色が似合うと思う!」「左様か。行って確かめてみよう」「う…あ」「なれば早と朝餉にいたそう。秋」「はい!」「はよう食べよう」「…はい」手芸屋に来たのは良いけどまさか、修羅場に出くわすとは思わなかった。「ピンク!」「此処は黒がよかろう」「秋お姉ちゃんは女の子なので断固としてピンクです」「(ごめん。女の子っていう年じゃない。)」「やれ、三十路近くの女がピンクなど片腹痛いわ。おとなしく黒にしておけば良いのよ」「(事実だけどムカつく。全国の三十路近くの女子に謝れ)」「兄様」「春」「…秋お姉ちゃんはどちらが良いですか!」「無論、黒よな」「…あ!」「?」「青?」「却下です」「許さん!」「紫」「三成兄様とお揃い!」「…雑賀に悪いと思わんのか」「あー…緑?」「絶ー対駄目!」「給料を下げる」「え?!其処まで?!」「赤も駄目だよ!」「えー…なら何色だろ?あ」「?」「ラズベリーか?」「ピンクに黒混ぜたらこれくらいですかね」「え?」「いやー、春ちゃんが言ってくれたみたいにピンクをきれればいいけど中々…あ!違うのよ!女の子ってくくってくれて嬉しかったし、ね?吉継さんは当たってたけど言い方が!」「ひひひ」「間とってこれくらいなら如何だろう?似合います?」「まぁまぁよ」「可愛くない」「!」「やれ、春。何を跳ねておる?」「やだ!可愛い!」「これで秋お姉ちゃんは兄上のお嫁さんですね!」「え?」「や、やれ。」「お嫁さんじゃないよ!そんな春ちゃんの義姉だなんて烏滸がましい!」「?!」「でもみんながいていいよっていうまでは側にいるからね!」「お嫁さんが良い」「春」「わかってます。ごめんなさい」「毛糸買ってきますね」「やれまたしゃれ。」「?」「我が買う」「え?!良いですよ。」「何のために来たと思う?編めぬゆえそれは頼んだ」「じゃ、お言葉に甘えて」「ひひひ。」大谷兄妹と三成と私 9「あー!」「春殿!」「幸君見て。」「愛らしゅうござる」「えへへ」「こんちは。何デート?」「買い物」「ぬしはあいも変わらずよなぁ」「何それ?!」「ひひひ。はてさて。昼餉の時間か」「そーだね」「一緒に行く?」「二人ともなんかこそこそしてるけど。良いのかな?」「子供同士のひそひそ話だよ」「可愛い…滾る!」「やめて通報しないといけなくなる」「逆にぬしが言わぬと悪い病気よ」「ねー」「良いのそれで」 PR