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変換なしの雑食夢

ran

大谷兄妹と三成と私 3

「この色合わせでいいか」
「やれ」
「あ、すいません。五月蝿かった?」
「いや…春のか?」
「そー。」
「薄紫か」
「可愛いでしょ?ついつい徹夜で蝶の刺繍入れたわ」
「…」
「三成さんの色と大谷さんの紋何だって。可愛い蝶々なかったから」
「愛い」
「ねー」
「にしても」
「?」
「なぜ、我に言わぬ」
「何言ってんの?これ出来る?」
「…」
「そう言うもんよ。私も両親事故で亡くしてにーちゃんに育てられてるからよくわかるよ。大好きすぎて気を使ってんの。」
「わかって、おる」
「それにさー。まだ先だけど生理きたら如何する気よ?そーいうのいっぱいあるわよ?」
「ぬしは如何しておった?」
「吉良兄が犯罪スレスレだったから元就兄が教えてくれた。」
「左様か」
「それにさー!私なんてこのドレスに一寸も入ってないのよ!」
「哀れよなぁ」
「そんなものよ。まぁ見てなさいな。そのうち私色に染めてあげるわ」
「ぬしが言うと恐ろしいわ」
「ふふふ」
「…」
「あ、原稿催促の電話来てたよ」
「ぬ」
「今から来るって」
「左様か、ひひひ」
「あんまりいじめなさんな」
「今日は暗故大事ない」
「本当に編集長で友人で下僕って可哀想」
「ただの下僕よ」
「杖は?」
「今日は要らぬ」
「そう」
「…」
「…」
「…」
「散歩行かないの?」
「ぬしの手仕事を見ている方が楽しいわ」
「ふーん」
「…」
「あ、」
「?」
「発表会私行ってもいいの?」
「そのつもりよの」
「いやー…良いのかなぁって」
「あれも喜ぼう」
「なら着物?スーツ?」
「仰々しいわ」
「そう?」
「そうよ」
「じゃ、着物にしよう」
「…」




ふふー楽しみって言うと横では恐ろしい引き笑いが聞こえる。
取り敢えずご機嫌そうで何よりと思っていたら秋と呼ばれるのでそちらを向く。大谷さんの目は不思議だ。春ちゃんと似ていて、それいて少し暗い。お星様のない夜空見たいと言えばまた笑われた。





「ぬしは我を不思議というがな…我にとってぬしも不思議よ」
「?」
「まぁ、それはおいおい。にしても」
「何?」
「皆名前なのに何故、我だけ苗字か?」
「は?」
「吉継と言わしゃれ」
「吉継さん?」
「ひひ」
「寂しかったの?」
「そうよな。我のみ仲間はずれよ」
「じゃー吉継さん。針刺さるよ」
「それは勘弁願いたいなぁ」
「今日、何食べます?」
「春を迎えに行ってゆるりとめしゃれ」
「んー…」
「?」
「出来たかな?如何です?」
「可愛い、可愛い」
「布余ったからシュシュ作ろー。吉継さんと三成さんの分作ってあげるね」
「…」
「仕事の時前髪うざそう」
「ひひひ」
「特に三成さん」
「そうよなぁ」
「…今日帰ってきますかね」
「帰ってこよう。案外今の生活が嫌ではなのであろう」
「なら、いいけど」
「主は心配しりゃるな」
「?」
「何とかなろう」
「そーですね」







大谷兄妹と三成と私 3









「かっわいー!!!」
「煩い黙れ!」
「一眼レフ!?…吉良兄を彷彿とさせる」
「私は変態ではない」
「如何ですか?」
「天使!マジ天使!!!」
「秋お姉ちゃんありがとう」
「吉継さん。私生きててよかった」
「左様か。ひひひ。くるりとまわしゃれ」
「こう?」
「うぉー!!!」
「五月蝿い!」
「黙れハシビロコウ!」
「何だと貴様!」
「ねーねーハシビロコウって何?」
「そうよなぁ
…今度の休日動物園にでも行くか?」
「行く!」
「お弁当作るね!三成さん!」
「心配するな。バッテリーは予備で2つある」
「よし!」
「ひひひ。良かったなぁ」
「はい」

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