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変換なしの雑食夢

ran

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不幸娘と三成 7

チュンチュンと可愛い声が聞こえてくるけど全くもって平穏な気持ちで聞くことができない。
あの後、何故か添い寝をさせられている。あの調子だから襲われるかと思った!あのまま爆睡されるとは…また、寝てなかったんだろうなと思いながら寝ている殿様の顔を見る。綺麗な顔をしているなぁ。何よりも細い。こんな体で良く戦場に行くなぁと思っていたら目がパチリと開く。前触れもなしに。


「私は寝ていたのか?」
「はい」
「…お前はそのままか。すまない、寝にくかっただろう」
「いえ…殿様の装飾品の幾つかは枕の上に置いてあります」
「そう、か」
「殿様?」
「眠い」
「?!寝てください」
「傍にいろ」
「へ?」
「いいな」
「いい、ですが」
「なんだ?」
「(擦り寄らないでー!!!)殿様?!」
「それは、止めろ」
「?」
「貴様は私の妻だ」
「え?!あー…」
「不服か?!」
「と言うより」
「?」
「側室…ですから?」
「だから如何した?」
「私は」
「?」
「家族が欲しかったので…その」
「???」
「殿様…眠たそうですね」
「あ?ああ」
「もうお休みください。」
「いや…それより」
「?」
「貴様の身分では」
「わかっていますよ。正室なんて恐れ多いですから。」
「なら」
「?」
「いや…側室の件。良いのだな」
「はい」
「…寝る」
「おやすみなさいませ」







身分の高い方は分かってもらえないだろうなと思いつつ瞳を閉じる。
ゆるゆると睡魔に襲われるのは昨日寝ていなかったせいだろう











「失礼する…三成」
「何だ?」
「よう寝ておるなぁ。よもや無体はしていないな。」
「当たり前だ…にしても」
「ん?」
「これで私のものになったのか?」
「まぁ…なぁ。否定せ何だか?」
「ああ」
「肯定もせなんだか」
「ぐ…」
「やれさて困った。まぁ日が経てば自ずと心を開こう。それまでは」
「…わかっている」
「それより」
「?」
「また頬を叩きよったな!赤くなっておる!!!」
「う…」
「手を出すなというたであろう!」









不幸娘と三成 7








『家族が欲しかったので…』


私の妻になるのだから、家族ではないのか?





「殿様」
「…その言い方は止めろ」
「ですが」
「名前でも夫のように呼んでもいい、から」
「それは、恐れ多いです」
「な?!」
「それより、殿様…歯軋りが凄いですよ」
「…何故だ」
「…?」
「恐れ多いと!」
「そのままの意味ですよ」
「ぐ…私は!」

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