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変換なしの雑食夢

ran

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看病される三成

「…何、でいる?」
「夢です夢。」
「夢?…そうか。そうだな。お前が私の眼前に現れるはずは無い」
「そうですね。っ?!三成さん!腕掴まないで!」
「愛してるすら言えない私の不甲斐なさを許してくれ…自分の心内を吐露できず剰え、照れ隠しに心にも無いを言ってお前を泣かせてしまった」
「…はいはいわかってますよ。取り敢えずこれ飲んで」
「?!夢でもお前に移ってしまう!!!」
「はいはい。夢ですから大丈夫ですよ!だから飲んで!」
「だ、が…」
「飲まないと帰れない!」
「何?!帰る気か!!!許可しない!!!」
「あーもう!どっでもいいですし、許可何ていりませんから!ですから寝てください!!!」
「…では帰らないのか?」
「帰ったほうがいいでしょ?」
「怒っていても、何でもいい。ただ泣いてなかったら、いい」
「?」
「あんな顔もう二度と見たく無い。」
「…」
「笑った顔が一番好きだ。其れを見たいが…」
「叔父様に可愛い素直で笑顔の素敵な親戚紹介して貰えばいいですよ」
「お前でなければ意味が無い!」
「…」
「私は貴様が好きで好きでたまらんのだ。許してくれ」
「初めて聞きました」
「ああ。心の中でしか言えなかった」
「ヘタレ」
「何とでも言ってくれ。もし、」
「?」
「許されるのならば…其の顔を私の愛しい顔に戻させて欲しい」
「どんな事をする気ですか?」
「どうして欲しい?」
「愛してるって言ってキスしてくれれば良いんじゃ無いんですか?あとは自然にしていれば。敬語で無いの…今みたいな」
「だが、私の言には棘がある。敬語にしてないとお前を恐がらせたり傷つけてしまう。」
「敬語でも傷つけてるじゃ無いですか。」
「…其れも一理あるな。他は?」
「何で聞くのですか?自分で考えれば良いじゃ無いですか」
「色々吉継や左近に言われたり読まされた本を参考にしたが無意味だった。夢だが本人に聞けるんだ。それ以上のことは無いだろう!」
「じゃあ。目下は薬飲んでください。其の前にご飯食べて」
「お前が作るのか?」
「お味噌汁作りましたよ。おかゆはまだ食べたく無いでしょ?」
「ん。食べる」
「はいはい」
「夢なんだ。パッと出せないのか?」
「そんなオプションありません。はい、どうぞ」
「…美味いな」
「まだありますからね」
「ずっと作ってくれ」
「…其れプロポーズですか?」
「ああ」
「夢でいってどうすんですか」
「…心中いつも言っていた」
「あの、石田部長が」
「おい」
「?」
「其れやめろ」
「三成さん」
「…ん。」
「ほら食べて」
「もういい。」
「半分飲んだからいいか。…薬」
「ん」
「ポットに飲み物入れてきますから。洗い物も溜まってましたし、洗濯もしないと」
「ん」
「まだ高いなぁ…氷枕して」
「いくな」
「寝るまでですよ」
「終わったら帰ってこいよ」
「はいはい」




そう言って頭を撫でてくるの頬にキスを落としてやる。愛しているといえばくつくつと笑われるのだ






看病される三成






目が醒めるとあいつではなく左近がいて思わず殴ってしまう。なぜ貴様がいてあいつがいないのか!と声を絞り出せばひっとかぎゃ!と言って今買い出し行ってくれてますと続けられる。



「買い出し?!」
「そっすよ。」
「居たのか?」
「俺もクライアントの都合ですぐ来れなかったから…秀吉様に大感謝っすよ。お母上を説得して命令してくれたんっすから」
「…そう、か」
「昼は俺で晩は刑部さんが横にいますから。あいつは客間で寝るって言ってました。構わないっすか?」
「…」
「只今…先輩、ご飯作っちゃうんで先食べてくださいあ!起きてた」
「起きてる。」
「えー…と。まだ熱高い。気分は?」
「混乱している」
「そうですか」
「すまない」
「どっちの謝罪ですか」
「泣かせたことだ」
「別に。本心だったのでしょうから。氷枕替えてきますって腕を離してください」
「無理だ」
「…部長」
「其れも好かん」
「私が嫌いだからでしょう。叔父に近づくために選んだ相手ですからね」
「違う。私はお前を愛している!」
「…」
「私が愚かなのだ。照れ隠しに心にも無いを言ってしまってお前を傷つけた。いくらでも謝罪をする。断罪されてもいい。だが本人に」
「?」
「別れるなど悲しいことを言わないでくれ」
「…そうですか」
「そうだ」
「治ったら」
「!?」
「約束通りキスしてくれれば良いです。」
「なっ?!は!!??!」
「嫌なら」
「嫌では無い!!!」
「ちゃんと言ってくれば味噌汁の一杯や二杯。作って差し上げます」
「…たの、む」
「さて、私は荷物冷蔵庫に入れてきます。あ、」
「何だ?!」
「喋り方もこのままが良い」
「わかった!!!」
「ふふふ。」
「っ!」
「では先輩暫くお願いしますね」
「えー…俺帰っちゃダメ?」
「部長に聞いて」
「其れはやめろと」
「大谷部長ですよ」
「…左近」
「ちょと電話してきます。」
「とっとと帰れ!」
「ひでっ!!!」

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