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変換なしの雑食夢

ran

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狸寝入りの三成

「…」
「三成」
「…」
「あれま。寝てる。左近…静かにしなよ。三成寝てるから」
「マジっすか?!」
「連戦の疲れが出たんだろうね。よいしょ」
「どこ行くんですか」
「枕」
「そっとしたほうが良い気がしますけど」
「んーなら」
「何で打ち掛け脱ぐんっすか?」
「掛けてあげるの」
「触った瞬間斬られても知らなっすよ」
「大丈夫だよ。…多分」
「取り敢えず首根っこ捕まえとくっすね」
「お願いねー」


ふんわりと打掛をかけると少しだけ眉間にしわが寄ったものの起きなかった。ほらねと言って左近を見る。起きなかったよと言ったら良かったっすねと笑われた。



「本当に姫様三成様好きっすね」
「大好きだよー。でもなぁ」
「?」
「吉継曰く早く大人に何ないと三成、お嫁さんもらっちゃうんだって。」
「へー。そうなんっすか?」
「うん。だからお勉強もして色々頑張ってんです。」
「嘘だ〜」
「本当に。まぁ、三成優しいし、出世頭だから引く手数多だろうけど」
「んー…」
「あ!そうだ。半兵衛が呼んでた。行こう!左近」
「え?!俺もっすか」
「うん。なんかくれるらしてく荷物持ち連れて来いって」
「俺荷物持ちっすか…」
「うんん。大事なお友達よ。力強いから手伝って。暇でしょ」
「へいへいっと」










「やれ、三成よ」
「行ったか?」
「ヒヒヒッ。あれだけ気配出しておったら寝るに寝れぬなぁ」
「姫様は仕方ないとして…左近め!!!」
「落ち着け落ち着け。私憤の塊は嫌われよう」
「…」
「姫が主を大好きだそうな。ひひひ。良かったのう。」
「何、がだ!」
「ひひひ」
「姫様は…いや。うん。ああいう方だ自惚れてはいけないだろう。打掛をお返ししてくる」
「やれ我も行こう」
「…左近め。馴れ馴れしくしおって!!!」
「(やれやれ)」






狸寝入りの三成





「あ、ちょうど良かったよ。三成君」
「半兵衛様?…寝ていらっしゃっているのですか???」
「そうなんだ。菓子を食べてそのままね。来年裳着だというのに大丈夫かな?」
「姫様」
「ん…」
「無理だよ。さっき迄色試したけど起きなかったから。秀吉もそうだったけど実に興味深いな」
「お部屋にお運びいたします」
「頼むよ」
「やれ賢人。左近は如何した?」
「運べって言ったけど命が惜しいって。本当にこんなので良いのかい?」
「私にはこの方が一番でございますから」
「なら。楽しみにしておいで」
「はい」



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