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変換なしの雑食夢

ran

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手の声と三成

そうか、貴様は声が出せないのか。耳は?…そう頭を振るな。聞こえるのはわかった。何故、声が出せない?文字は書けるか?そうか。筆を貸してやる。
…。ああすまん。思いの外美しい手だな。師は?いないのか。おい、私の名前を書いてみろ。首をかしげるな。知らぬはずはない




『佐吉様』



違う。そちらでは…言ってはいなかったのか?石田三成だ。



『石田三成様』




思った通りの字だな。?!おい!如何した??急に平伏するな。頭を上げろ。…墨が顔に。ああ、泣くな。すまない。驚いたか?もう知っているものだと思っていた。そうか、知らなかったのか。おい。頭を上げろ。怒っているわけではない。少し待っていろ。左近!お湯と手拭いを持ってこい。…すぐ顔をふいてやる。…如何した?私が恐ろしいか?首を横に振りすぎだ。落ちるぞ。
に、してもだ。お前の手は美しい。声は、もう二度と出ないのか?わからないのか…そうか。


おい、貴様。私と一緒に来い。首を横に振るな。まだ客は取っていないのだろう?私が初めてたろと聞いている。…違うのか?如何した?言えないのか?ん?待てという事か???





『破瓜だけ、おばば様が』





…あ、ああ。そうか。
すまない。顔を上げてくれ。私が短慮過ぎた。だが…そうか。
やはり私と一緒に来い。店の者には私から話をつける。今すぐ出られるか?何か取りに行くのならば私が共に行く。




『私は石田様のねこになるのですか?』






誰から?!いや…そうだな。此処はそう言うところだ。が、貴様は畜生では無い。猫や犬の様に愛玩する気は、ない。




『では何のためにお城へ参るのですか?』





愛玩は、しないが…そのだ。


ねこのところを指差すな!…いいか、一度しか言わん!私は貴様しか抱かんし貴様は私以外に抱かれない。だから!ねこを指すな!ねこではない!人は夫婦と呼ぶ!良いか私と一緒に来い!!!






手の声と三成







「おーい」
「やれ、五月蝿いのが来よった」
「三成が遊女を身請けしたんだろ!傾国の姿を見たくてな」
「傾国…のう」
「ま、祝いを渡すだけだ」
「左様か。やれ、左近。二人は今何処か?」
「庭見に行くって言ってましたよ。」
「ついて参れ」







「おい。花を指差すな。私にはわからん!…そんな悲しそうな顔をするな。今度までに調べておく。ほら、立て。裾が汚れる。手を出してくれ。?何を恥ずかしがっている???早くしろ。…食事は美味しいか?そうか。…ん?私は食べてい、何だその顔は?食べている!今日は夕餉を共にするか?そうか。くくく、笑うな。…ん?如何した?刑部か?…イィィィエェェェヤァァァスゥゥゥ!!!!!!」
「やれ、三成。奥方怖がっておる」
「?!あれは災いだ!良いか!近づくな!!!」
「ひでぇなぁ。」
「寄るな!」
「へー、傾国ってあんたかな?俺は徳川家康。三成とは昔馴染みでな!…ん?」
「傾国?」
「ひひひ。やれ、奥方。こっちにきりゃれ。」
「刑部」
「あいあい。」
「えー…と?」
「家康」
「はい!」
「死ぬ、準備はできたか」
「え?!ちょっ。ぎゃー!!!!!!」
「若紫といえば命はあったやもしれぬが…ん?心配せぬとも大事ない。我とちと茶を飲んで待とうなぁ」

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