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変換なしの雑食夢

ran

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前世の話 2

「…」
「お持ち致します」
「いや、いい」
「(遣り難い)」
「…」
「(相も変わらず、愛されてんなぁ)」
「(そろそろやつ当たられそうだがな)」
「三次!青沼!!!皿」
「「へい」」
「…」
「石田様」
「え、」
「出来ました。お部屋に運びます」
「あ、ああ。すまない」
「?」
「自分で持っていく」
「いえ。そこまでが我々の仕事でございます」
「だ、が」
「???」
「いや、そうか。…では頼む」
「はい。…おかよ!膳を運びなさい」
「はーい…」
「…」
「では、運びます…石田様」
「…ああ」
「(機嫌悪い?)」








何か嫌いなものがあったのかね?と勘違い甚だしい台詞を言うので、我々は苦笑する。悲しいかな前世というものの記憶があるのはこちら側は俺と青沼。この人にはない。まぁ石田様とお偉いさん方の共通はあの時の悲劇を繰り返したくないという一心だろう。それを知らずに目の前のこの人は呑気に何が好きなのかねと言いながら頭を捻っている。
あんただと言いたい。あの人はあんた恋しさでここに来てんだと言いたい。おかよ…御愁傷様だと手をあわせる青沼は如何思ってんだろうか?曰く、趣味が悪いとのこと。美人なのだが如何せんあの性格なのだ。包丁が飛ぶのは日常的なの話だ。





「まぁ昔から不思議だったからな」
「…頑固の上に強情で可愛げないのに」
「言うな」
「はぁ」
「やれ」
「大谷様」
「ひひひ。久しいの。あれは?」
「いました準備中です」
「左様か…して」
「記憶はありません」
「ひひひ。それは難儀か上々か」
「石田様は?」
「ん?」
「まだ萩さんに未練あるんですかい?」
「さて、なぁ。」










来世の話








「やれ」
「大谷様」
「ひひひ」
「?」
「主の食事は美味しいのう」
「ありがとうございます」
「にしても」
「?」
「いや何。独り言よの。」
「はぁ」
「寂しゅうはないか?」
「!」
「三成が気にしておった」
「え?!あの…」
「?」
「私は料理しかできません。あまり機微のわかる方でもなくて…石田様は私が嫌いなのではありませんか?」
「ひ、ひひひ」
「?」
「主を押したのは三成よ。安心致せ。」
「ならいいのですが」
「ん?」
「なぜか監視されているみたいで。こう…信用いただけないのかと」
「…はてさて。我から言っておこう」




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