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変換なしの雑食夢

ran

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ツンデれる三成 5

「…誰もいないな。…入るぞ」
「すぅ」
「寝てるのか?…だから誰もいないのか。」
「…ん」
「?!」
「すぅ」
「…寝言か。(まだ熱も高いな。汗が酷い。ついている奴に言って着物を着替えさせないと)」
「…ち、うえ」
「?」
「母上」
「魘されているのか?」
「死な、ないで」
「(そう言えば両親や家を戦で失ったと言っていたな)」
「私を、一人にしないで…」
「心配ない。…手を取るぞ。決して疚しい心があった訳ではないからな。私がお前の傍に居る。刑部も居る。決してお前を孤独にしない。だから…泣くな」
「…」
「お前の泣き顔は私の心を傷付ける。だから見たくない…起きたの、か」
「…」
「(寝惚けているな)心配ない。側にいる。寝ろ」
「…いちた」
「!」
「会いたかった、一太」
「?!!!?!?!?」









目を覚ましたら泣いていたのに気がつく。父も母も…一太ももう居ない。やっぱり夢だったかと思いながら涙を拭っていると起きたの?という同僚の声が聞こえる。ただ、笑っている顔はどこかぎこちなくて引きつっているようにも見える。如何したのと言いたいが声は出ない。すると刑部様が来たらしく同僚は何やら話して出て行ってしまった。刑部様は窒息死寸前だ。




『何を笑っているのですか?』
「ひひひぃ!」




笑ってこちらを見てくれないので私は仕方なく彼らの視線と先を見る。




見るのではなかった。






「や、やれ。ぬしの部屋は台風でも通過したか?」
「…」
「ひひひぃ!」
『笑いすぎです』
「いやしかし。いなくなったと探していたら主のところに忍び込んでいたとは…ひひひ。艶っぽい話にもならず部屋を切り刻むのは本に三成らしい。ぬしに気づかれずな」
「…私の給金は幾らくらいになるのでしょうか?」
「ん?」
「他家へ給仕いたします。」
「其処が滅びるわ」
「はぁ。熱があがります」
「そうよなぁ。して」
「おい!!!!!!」





小気味のいい音を立てて殿様が現れる。言いたいことはごまんとある殿様はかなり憤慨しな様子で刑部様にまくし立てている。本当に他家へ給仕したい。



「本にお主は待つことが出来ぬな」
「早く聞け!」
「…自分できかしゃれ」
「…」
「…」
「お、い」
「はい」
「一太は誰だ」
「一太?」
「…ああ」
「………何故、殿様が知っているのですか?」
「ん?」
「殿様には関係がありません」
「っ!」
「一太の事を知る為にこの様な事をなさったのですか?」
「は、いや!違…」
「やっぱり出て行きます!!!」
「ま、待て!熱が上がる!」
「何処ぞで死に絶えたとしてももうここには帰りません!」
「寝ていろ!私が悪かった!」
「殿様なんて大嫌い!!!!!!!」
「!????!?!???!!」
「当たり前よなぁ。」








ツンデれる三成 5






「まぁ怒られるな」
「…殆ど支給品ですので別にいいのですが」
「我とて主がいなくなるのは寂しいさみしい」
「!」
「老い先短い我の願いよ」
「…刑部様、殿様と確か同じ年の生まれでしたよね」
「ひひひ」
「…」
「にしても三成が悋気とは。随分と人らしい」
「悋気って…」
「にして一太とは何処ぞの馬の骨か」
「?」
「我とて妹然の主が良からぬ輩に手がわれるのは些か…事と次第によっては相手を…」
「飼い犬です」
「人か?」
「飼い犬が人の訳ありません。犬です。しかも雌。適当でズボラな父が一太とつけてしまったのでそれ以外反応しなかったらしく…」
「…」
「何か?」
「存外ぬしも大変よ」

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