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変換なしの雑食夢

ran

ツンデれる三成 14

「…あら?」
「げ」
「…誰か!殿様の私室に間者が!」
「わー!!!」
「何?!貴様ぁぁぁ!!!!私と奥の私室に」
「なぜ殿様が…」
「…ぬしも不幸よな」
「父上様…禍々しくなっておりますよ。」
「わっ!わしだ!」
「いぃぃぃえぇぇぇやぁぁぁすぅぅぅーーーーーー!!!!!!!」
「あら、徳川様?」
「ひひひ、ぬしも早よ。父の元にきりゃれ。」
「はい」
「後は三成に任せたらよかろ」
「刑部!助けてはくれないのか?!」
「主のような乱痴者を我は知らぬでなぁ」
「奥方!」
「え?あー…と」
「誰が奥方だ!貴様が奥を呼ぶなど!!!!!」
「殿様」
「何だ?」
「徳川様」
「何だ?!」
「お茶を淹れましょう」
「は?」
「飲まれませんか?」
「飲む!!!」
「この筋肉達磨!」
「殿様は?」
「ぐ…」
「…っち。佐吉様」
「行く」
「いや、三成。今舌打ちされたぞ!」
「黙れ!」
「父上様も参りましょう」
「我の愛い娘の頼みよ。無碍にはできぬなぁ」






客間に三人を通して私は桶とお茶を用意する。食べさそうと思って作ったよもぎ餅が殊の外大量に出来たのでこの人に食べてもらおう。






「食べてくださいませ」
「…すごい量だな」
「貴様!私の奥に文句を付けるなど!!!なおれ!手打ちにしてくれる」
「佐吉様には特別愛情を込めて作りましたのよ」
「何?!…おい。奥」
「はい?あと、まだ奥ではありませんよ」
「…奥」
「っち!」
「些か大きさが」
「それだけ愛情が大きいということでしょう」
「っ?!」
「はい。父上様」
「はてさて。今回は何の仕置きか?」
「太閤殿下の御政務で彼方にお渡りの間何も食さなかったと竹中様から密書が届きましたので。」
「ああ、それか。」
「父上様もご苦労様でした。」
「いやなに。主の顔を見れば元気になる故」
「!」
「?」
「ありがとうございます」
「愛い」
「奥方の手料理は美味しかった」
「まっ!もうお召し上がりになられたのですか?」
「ああ」
「…殿様と父上様とで忘れていましたが。申し訳ありません。」
「いや!ちょうどいい量だった。ああ、そうだ」
「?」
「目録だ」
「ああ。我が預かろう」
「頼むよ。…奥方」
「はい」
「三成の事を頼む」
「…今彼方で唸っている方ですか?」
「…」
「…」
「ふふふ。」
「!」
「素直な方ですから。あの方が飽きるまでお傍にいますわ」






ツンデれる三成 14






「殿様」
「食べた!」
「あらまぁ」
「…何だ?」
「…」
「おい」
「夕餉は簡単にしますね」
「…当たり前だ。」
「あと、竹中様から彼方の様子は逐一届くようになっておりますから」
「ぐ…」
「今度お弁当を作って参りますね」
「?!」

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