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変換なしの雑食夢

ran

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5

「あれ?なんっすかね?」
「…道を開けていろ。轢き殺されるぞ!」
「え?!」
「佐吉ぃぃぃぃ!!!!!」




恐皇並のスピードで三成様に突っ込んでいった強者があの内侍様で度肝を抜かれる。砂煙りの中慣れたようにその内侍様を捕まえて俵担ぎにしている三成様も三成様だが、全く気にせず佐吉と連呼して泣いている内侍様も内侍様だと思う。






「姦しい!耳元で泣くな!目障りだ!!!」
「紀之介殿に…」
「ええい!幼名で呼ぶな猪女!!!」
「うわぁぁぁん!」
「左近。一時席をはずす。」
「あ、はい」




行くぞと言って何処かに消えていってしまう二人を見て刑部さんを含めて幼馴染だということ戦慄を覚えるのはきっと俺だけではないはずだ。






「起きて早々騒がしい女だ。刑部は如何した?」
「もう…」
「はっきりいえ!」
「目の前に現れるなって言われた…」
「またろくでもないことをしたのだろう」
「寝ぼけてて抱きついてたみたい」
「それは昨日寝ていた時からだ。いや、童の時からか?」
「…じゃあずっと前から嫌われて…」
「泣くな!うるさい」
「…如何しよう。もう生きていけない…」
「うじうじと!いつもの威勢は如何した!!!」
「佐吉ど、うわぁぁぁん」
「はぁ」
「…そっかぁ。」
「ん?」
「そんな昔から嫌われてたか」
「待て、何を勘違いしている?」
「そっかそっか」
「おい!」
「泣いたら疲れた」
「当たり前だ。よく泣けるな」
「うん。ねぇ」
「?」
「紀之介殿…いや刑部殿は治部殿に任せた」
「何だ?藪から棒に」
「人一倍寂しがりやだから」
「…」
「治部殿と刑部殿は2人いて丁度いいもの。ね。」
「知るか」
「じゃあそろそろ行く。もう治部殿ともなかなか会えなくなるけど」
「?」
「然らばごめん」









はなのかんばせ






「泣いていたぞ」
「左様か」
「いいのか?」
「構わんよ」
「そうか」
「…」



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