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変換なしの雑食夢

ran

さよならさんかく2

「貴様…ようやく見つけた」
「三成じゃない!久しぶり。元気だった?ってわー!!!!!」
「こうべをたれろ!残滅してくれるわ!」
「怖っ!相変わらず怖過ぎよ!3年ぶりなんだから」
「貴様が3年も逃げ続けたからだろう!!」
「いやー3年かあ。三成はあいも変わらずね」
「なにがね!だ!!!貴様…私たちが大変な折に!」
「まさかあの狸が謀反だなんて。お花ちゃんは?」
「知っていただろう!徳川の間者である事を!!!」
「まあ最終的には三成のため体張ったから弔ってあげたでしょ?」
「そこまで!!!やはり!時折感じる気配は」
「あは」
「貴様ーーーーー!!!!!」




立て付けの悪い戸が思いっきり開いたと思ったら三成降臨。のらりくらり返していたら青筋立ててまぁ。短気は極まったなぁと。あははと笑う。島くんが急いで羽交い締めにしてくれたもののそれをぶっ飛ばして凶惶化して居る。ちょい待て。土壁が!!!あとで倍額請求したろ。なにより色めき立ちつつも三成の為困り果てる半兵衛様配下の影達がこちらの様子を伺う。きっと殺されはしないから。多分。
にしても、ついにバレたかぁ。半兵衛様も時間の問題って言ってたし。仕方ないか。先の戦の折何度も大阪に行ったり他武将に文を書いたりしてたからなぁ。





「終わった?」
「貴様ーーー!!!一からやり直してやる!!!そこになおれ!!」
「えー…。あ、お茶入ったわ。飲みなよ。」
「いらん!」
「そう叫ぶと喉いかれるよ。ほれ」
「…」
「あいもかわらずねぇ。」
「貴様もだ。」
「ご苦労様」
「仕事を増やすな!!!」
「ほって置いてくれればいいのにぃ。」
「出来るか!!!」
「馬鹿ねぇ。」




フンと一息ついてお茶に手を伸ばす。素直なのは良いことよ。




「…?!」
「あー起きたよ」
「子供?」
「うちの子よ」
「?!!!?!」
「なにその顔。」
「きさ、ま!どこの男だ!!!」
「ふふふ。まぁ上がりなさいな。お米。」
「はい。」
「半兵衛様に使いを出して。見つかっちゃったって。賄いにも。三成はいいとして島くん達は普通以上に食べるから。島くん」
「はい!」
「外の人数伝えて。」
「え?!」
「いい。伝えろ。…おい」
「へいへい。客間は?」
「ご準備できております」




さすが私の乳母ねぇと言っていれば合点がいったらしく一礼する。よく会っていたからなと思いながら客間に通す。
思っていたよりまともな生活をしていたなとズケズケと言いやがる。なんだこいつと思いながら、通常運転すぎてそれが口を突いて出ていたらしく野垂れ死していないか心配したと帰ってくるので思わず笑う。


「ここは叔母上の別荘なのよ。生前譲り受けていたのよね」
「そうか」
「そうよ。…元気そうでなによりね。少しは食べなさいよ。欲はないと言っても食べないと終いに倒れるわよ」
「くだらん」
「そう言ってもねぇ…大阪の賄い方で雇ってもらおうかしら」
「?!」
「どうしたの?」
「大阪に帰ってくるのか?」
「半兵衛様と約束してたし。」
「…豊臣の男か」
「?」
「おまえの夫だ!」
「あー…。」
「大体どの了見で!半兵衛様達は知っておられるのだろう!」
「殿下込みでちょくちょく来られるから」
「な、に!」
「お忍びよ。お忍び。うちの子がお二人に懐いてて可愛がってもらってます」
「…」
「もしもしー。三成〜」
「顔を見せろ」
「?」
「父親に似たところがあるだろうは!」
「まぁ。父親似ではあるわね」
「私の可愛い妹分に」
「いつの間に妹分に?!」
「五月蝿い黙れ」
「まぁいいや。誰か。起きてたら連れてきて」






父親似だからこいつならすぐわかるだろうなとお茶を啜る。本当にめんどくせぇ。と思いながら三成を見つつ。いつの間に妹分になった。




「ねぇ」
「なんだ!」
「今日の目的は?」
「お前に縄かけて大阪に連れて帰る」
「縄は…だから」
「人を変態のように言うな!!!だが今は違う」
「ん?」
「妹を傷物にした男を叩き潰す!」
「あー」
「なんだ!」
「無理だとおもうよ」
「何故だ!」
「それは…ああ。きたわね」
「ははうえ」
「?!」






さよならさんかく

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