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変換なしの雑食夢

ran

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6

「ひっ」
「怖がらなくていい。動くな」
(打たれる!!!)
「…」
「?」
「っち!」
「ひっ?!」
「また熱がある!!!」
「え?あ…」
「頬の傷も肩の怪我も治っただろう!?何故だ!!!なぜ再び熱が出る!?まだ治っていないのか!!!」
「あの、」
「貴様、医師を呼べ!おい」
「は、はい」
「捕まれ。」
「きゃ!下ろしてください」
「貴様のような愚図に合わせていたらより一層悪化する。」
「…」
「気分が悪いか?」
「…」
「なら行く…」
「やれ、三成。どこへ行く?」
「邪魔をするな刑部!」
「姫を抱きかかえて。遂に崖から落とすのかえ?」
「?!」
「誰がそのようだ事をするか!大体貴様はよるな。染るぞ!貴様もただでさえ役に立たぬのだ!刑部にうつしたら!!!」
「ひひひ。大丈夫ダイジョウブ。」
「近づかないで下さい。大谷様」
「?」
「大谷様?」
「はて」
「?」
「やれ、姫よ。前のように名前で呼ばぬのか?」
「そう言えばそうだな。何故だ!!!」
「あの…」
「姫よ」
「…馴れ馴れしいですから」
「あ?!」
「皆様にご不快を…ですから」
「主がそのような性分ゆえに苦労が絶えぬな。」
「?」
「三成」
「どうした?」
「軍議よ。太閤が呼んでおるわ」
「行かねば!しかし…」
「自分で出来ますから。降ろしてください」
「…」
「やれ我が送ろう」
「歩けますので」
「…では、ここにいろ!」
「は?」
「ひひひ。講義の部屋にか?」
「刑部。貴様も軍議だろう!遅参は許さん。貴様はここでいろ。何かあったら侍女に言え」
「これ、三成」
「はい。わかりました」
「姫も」
「行くぞ!刑部!!!」
「ぬ…う。早く済ませる。暖かくしてまたしゃれ」
「はい」





からんころん 番外編





ぱたりと閉まる障子を見て溜息をつく。北面の大講義を行うこの部屋は思った以上に寒いし人通りも少ない。
ふるりと震える体を抱いて自分の机の前に座ってみるが頭が回らない。病み上げに性急過ぎたかもしれない。もう少し休んでいられたらなと思って瞳を閉じる。伯父上がああなる前はとても優しくて大好きだった。今は笑いはしないけど気にはかけていてくれるらしい。それで十分だけど、竹中様と石田様は話と全く違うかった。仕方がない。本当に何もできない私が後継者に指名されているのだから。
打たれるのが恐ろしかった。無視されるのも冷たくされるのも。凄く凄くつらいのだ。


「寒い」




薄布一枚余分に持って来ればよかった。随分時間が経ったけど軍議というものはなかなか終わらないのだろう。
くしゃみをする度に熱が上がっている気がする。でもここで待てと言われたのだ。何もできない私だから。これ以上打たれたくもないから。優しくされたいから。ここで待っている。




ずっと待っているのだ

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