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変換なしの雑食夢

ran

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3

熱が出たらしい。頬も肩も痛くて泣きそうだけど、泣くわけにはいかない。母にも妹にも何かあったらいけないから。だいたい泣いたとしても優しい父も母も兄弟も来てはくれない。この広い部屋で私はひとりぼっちなのだから。



「ほら、口を開けて!!!」
「っ」
「零れるだろう?!」
「竹中様あとは私たちが」
「…なら頼むよ。薬もちゃんと飲んでくれよ。これ以上手を煩わせないでくれ」




なんて言い方でしょうと竹中様が出てから侍女が言う。私はあまり開かない口を開いて食べるものの口の端が切れてしまってやっぱりうまく食べられない。それをみて侍女もため息を吐いていなくなる。私はなれない左手で粥を食べるものの意味があるのかと考える。私は何故ここで生きているのだろう。だから飲めと言われた薬を布団の下に隠したし、父と母に手紙を書いた。万年床はきっと私が死ぬまで片付けられることはないだろう。だから、父と母に帰りたかったと書いたのだ。





「熱が下がらないみたいだな」
「…」
「侍女も皆寄り付かないらしい。」
「なんで知っている?!」
「見舞いに行くからな。だけどいつも魘されていて…」
「…」
「あ、待て!どこに行く?!」






魘されて目が醒める。苦しいし辛い。いつになったら終わるのだろう。
そう思って庭を見ると恐ろしい人がいて体が強張る。
石田様と言えば近づいて来られるので思わず泣いてしまう。怖い。この人が、とても。




「何故だ!」
「ひっ」
「何故言わなかった」
「言うと、母と妹を罰する、から」
「しないっ!」
「でも、叩く」
「それは」
「あれ、」
「?」
「侍女も、こないから。」
「は?」
「焼く様に、いって、下さい」
「おい、熱が酷いのか?!」
「ひっ」
「打たんから!落ち着け」
「や、だ」
「酷い熱だ。誰も冷やさぬのか!」
「打たないで、いい子に、いるから」
「ええい!諄…泣いているのか」
「お父様、お母様。」
「おい」
「怖い、よ…」
「っち!!!誰か!!!医師と半兵衛様を呼べ!」








からんころん 番外編





「峠ですな」
「は?」
「どういうことだい?!」
「失礼します。ああ。やっぱり」
「薬?!飲んでなかったのかい?」
「半兵衛」
「すまない、秀吉。僕を怖がっていたから侍女に」
「処分は任せる。さて」
「秀吉様」
「どうした三成」
「姫様の看病はわたしがいたします。」
「ヌシがか?」
「はい」
「でも、秀吉?」
「良かろう」
「はっ」
「良いのかい?」
「ああ」

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