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変換なしの雑食夢

ran

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2

「姫は?」
「今日も召し上がらないのよ。あのままだったら死んでしまいます」
「笑顔の愛らしいお子でしたのに」
「妹姫様はお家に帰されたと?」
「ええ。大谷様が何かあってはならないと言ってね。」
「まぁ仲の良いご兄弟でしたから」
「あ、駄目よ。」




まだ食べてないんだねと下げられた膳を見て半兵衛様が困った顔をされる。もう3日。飲み物は飲んでいるようだけどと言って竹筒をみるものの食べ物は一切減っていない。
如何致しましょうかと言うと態々蔵の前に歩まれて姫と名前を呼ぶ。もしかしたら入っていないかもしれない。半兵衛様も私もあいつが入ったところを見ていないのだから。
そう言うと半兵衛様は少し考えて蔵に入られると確かに姫がいて驚く




「そろそろ出て来れば?」
「いいえ」
「ずっと座禅を組むつもり?」
「憚れます」
「どういう意味?」
「…」
「君ね黙っていてはわからないよ」
「半兵衛様がおっしゃる通りだ。早く外に出ろ」
「…」





そう言って無理やり立たせて外に出すと襦袢一つで少し痩せていてどこか不自然な彼女の顔には大きな痣がある。あの時のかい?と尋ねるとこくんと頷いて蔵へ帰る。
頬が腫れてものが食べられなかったのかとぼそりとおっしゃったその言葉がやけに耳に残る。
急いで蔵に入ると姫が恐ろしいものを見るような顔をしてこちらを見る。当たり前だ。頬を腫れ上がらすほど強く殴ってくるのだろから。
さらさらと何かを書いてこちらに投げる。細い蝋燭の火でみると「喋りにくいのです」と悪筆で書かれている。いつもの文字ではない。腕を痛めたのかと言えば困った様に目を伏せる。よく見ると利き手がぶらりと下がっていて肩が外れているとわかった。




「半兵衛様!」
「なんだい?どうにかしたのかい???」
「この者を外に出す許可を!」
「は?」
「医師を!!!」
「え?どういうことだい」
「早く出ろっ!何故言わなかった!!!」
「っ!」
「な?!何故拒否する!!!」
「…」
「泣くな!!!このっ!」




腕を掴んだ瞬間篭った音で打たないでと身を縮められる。





「なっ?!」
「いい子で言うことを聞きます。だから」
「っ」
「ぶたないで」
「何を」
「姫っ!もう大丈夫だ。みんな怒っていないからわしと一緒に出よう!」
「家康?!」
「っ」
「あ、おいっ!!!」
「三成!またお前!」
「何もしていない!!!」
「…泣くな。姫」
「父上」
「半兵衛。」
「なんだい?」
「やりすぎよ。三成も」
「申し訳ございませんでした!!!」
「っ?!」
「ああ、泣くなよ。三成、少し離れていろ!姫が泣く」
「なっ」
「三成」
「しかし」
「我の命令ぞ」





からんころん 番外編






「熱が酷いですな。頬の怪我も脱臼も。よくこんな幼子が」
「…」
「少し休ませて差し上げてくださいませ。環境が変わるだけでも大変なのに。半兵衛様も」
「反省しているよ」
「…薬が効いているな」
「ええ。起きたら痛み止めを。何かありましたらいつでも呼んで下さい」

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