25 からんころん 番外編終 2015年11月09日 「花だな」「ええ」「これを如何しろと」「厩の子供達が姫様にと」「ああ!子馬を見せてもらった時に。子供達は?」「あちらに」「こちらにおいで。ああ、ちと待て。いや、くるのは良いんだよ。」「「?」」「この間いただいた菓子だ。」「!」「おいしそう」「おい!」「良いのです。私は食べないから。皆で分けて食べなさい。」「「ありがとうございます」」「私こそ美しい花をありがとう」そう言うと子供達は嬉しそうに走っていく。仲の良い兄弟だな。そう思いながら水仙の花を見つめる。愛らしい可愛らしい。さよを見ると花瓶を探してくるとのこと。此処で待っているよと言って花を抱いたまま柱に凭れかかる。寒空の下でよく世話をしてくれる。馬幸せだなと思案して目を瞑る。今日は少し暖かい。「…花が」「寝てるみたいっすね」「…風邪を召される」「ん…」「にしてもすっげぇ可愛いっすね…いや、そう言う意味じゃなくて!」「貴様」「お、起きちゃうっすよ!」「っち…」「とりあえず横によけときましょうか」「落ちている分だけはな」「はいはいっと!」「…火鉢はないか?」「じぶ?」「っ?」「あっ姫様!」「さこん?」「お休みくださいませ。お疲れが出たのでしょう」「はな」「…痛まぬ様に避けておりますから」「じぶにあげる」「は?」(水仙を指した三成様ってレアっつーか。怖い)「姫、様?」「ん」「っ?!」(何時もの顔と違ってめちゃ可愛い!)「…左近!!!」「お、起きちゃいますって!」「…すぅ」「…火鉢を持ってこい。」「はいはいっと!」からんころん 番外編「やれ、三成」「如何した刑部」「主に花を愛でる心があるとは知らなんだ。」「…姫様に頂いた」「成る程。寝ぼけられていたか」「ああ」「あの寝ぼけを治していただかないといけないなぁ。」「ああ」「主には良いことが多いがな」「…」「ん?」「…治部はいるか?」「ひ、姫様?!」「すまぬ。其方の羽織が…寝ていたのだな」「花をくれてやったらしいなぁ」「ああ。水仙か。すまぬな。寝ぼけていて。」「いえ!」「恭しく飾っておるわ」「そうか。くしゅん!」「姫様?!!」「いや、風邪ではないよ。くしゅん!」「やはり…医師!」「落ち着きゃれ。」「刑部」「ヌシは過労よ。寝りゃれ」「…すまぬな。羽織をだな返しに来て邪魔をしてしまったな」「この書類が終わりましたら直ちにまいります」「ん、ありがとう」 PR