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変換なしの雑食夢

ran

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33.5

「やれ、竹中殿」
「ど、どうしたの?MIKOSHIになってるよ?!今しがた武田も帰ったことだし。どうみんなで久々に」
「な、らん!」
「え?!」
「姫と三成が」
「ふ、2人がどうしたの?あの不寝番は僕も止めたんだけど、聞かなくて」
「…」
「何またこじらせ」
「三成の部屋で床入りよ」
「?」
「然も。同意の上!!!」
「???!????」
「本当か?」
「ひひひ。遂に孫の顔が拝めれよる。」
「ああ。本当だね。この日をどれだけ楽しみにしていたことか…」
「故に2人の休暇をだな」
「当たり前だよ。今の所2人を招集しなくとも。家康くん達で…赤飯炊かないと!」
「やれ、止めしゃれ。」
「ど、どうしてだい?!こんな目出度い日に!」
「これ以上こじらせたら如何する。そっとして置くのが得策よ。三成には我が言う。2人は暫し待たれよ。」
「う、ん。そうだね。ここは唯一の既婚者に頼むとするよ。ね、秀吉」
「…」
「そうだね。本当に楽しみにしていた婚礼も上げられるかもしれないね。」
「ひひひひひ」


からんころん




「ん」



目を開けると白い夜着が眼前に広がる。
動かしづらい顔を上げてその正体を見ると三成がいてほっとする。
にしても、この男。徹夜明けの私を抱きよってと思いつつ嬉しく思う。刑部ではないものの傷だらけの身体を見られて幻滅されると思っていた。ただでさえ女の匂いの少ない私だ。それをと思って三成の胸に擦り寄る。



「…起きたか?」
「っ」
「離れるな」
「いや、そのだな。寝惚けて!」
「貴方の寝ぼけは酷いからな」
「…いうな」
「腹は?」
「すかぬ。」
「いや違う」
「?」
「痛くないか?」
「は?」
「どうだ?」
「少し」
「そうか」
「…石田殿?」
「…」
「っん!?あふ、れろ」
「言い方を忘れたか?」
「…三成?」
「そうだ。2人の時にそう言え。」
「…」
「おい。泣くな」
「だって」
「?」
「私なんて父上と共にいたら歯牙にも掛けないし。竹中殿の顔を見る方が恋人同士みたいだし。」
「そうか?」
「ご飯作ったら殲滅って」
「言ったか?」
「子供の頃。」
「だからずっと私だけに。あの結び飯は旨かった」
「あれは作れる。」
「他のも食べる」
「左近に見た目がと言われた」
「左近が?」
「ああ」
「腸を」
「待て!?如何してそうなった」
「私すら食べられぬものを」
「違うの!左近は刑部に唆されて」
「…」
「いし、みっ!三成」
「何だ」
「嫌わないでね」
「寝ぼけているみたいだな」
「?!」
「お前は私のものだと言っただろう!」
「本当に…?」
「だから2人の時は昔の様に喋れ。男言葉を無理に使わんでいい」
「うん」
「姫」
「三成?ま、待って?!朝から」
「もう随分待った」
「あ、」
「孕んでもらうぞ!私の子を」
「ん」
「っ」
「え、あのちょっと?!」
「お前のせいだ!諦めろ」

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