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変換なしの雑食夢

ran

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14

しんとしていた。何時もなら秀吉様の御為、一心に働いているのにと思っても致し方ないことかもしれない。命を背いたのだから。刑部の娶る妹御は確か年子でその次は儚くなったと仰っていた。兄が2人で弟が4人。同腹ではないが兄が優しく平等にしてくれたのだとお笑いになっていた。
私は、彼の方に懸想していた。
恐れ多いことだが、幼い折、ここにやってきては笑う姫様を誰よりも何よりも愛おしく思っていた。



あの方はどの様なお気持ちだったのだろうか?見る見る間に衰弱していく中あの方は何を思い考えお過ごしだったのだろうか?
何故、私に首を落とせなどおっしゃったのか。
何から解放されろとおっしゃったのか。


何故、こんなに素晴らしい世界が生きにくいのか。



わからない。理解できない。

何故あの方が、そうおっしゃたのかも
何故私が、其れを致さないのかも。


他の女子ならすぐに首を落としただろう。
でも、あの方は無理だ。無理、なのだ。



あの憂いを帯びた微笑も
幼き頃の朗らかな笑みも
全て愛しく恋しく大切だったのだ。



最後に拝したお顔には生気が戻っておられなかった。
大阪随一という医者の見立てではもって半年との事だったらしい。
劣悪な環境を強いられていたらと考えるといてもたっても居られなくなる。



「三成様ぁっと」
「入るな左近。殺してしまうぞ」
「知ってますって。だけど」
「なんだ?」
「手の治療だけでも。きたるべき日に撃って出れなくなりますって」
「黙れっ!」
「いや、駄目ですって。爪が食い込ん仕舞ってますよ。」
「…」
「姫様なら大丈夫ですよ。」
「当たり前だ」



ただ彼の方の体は私が思っている以上にボロボロなのだ。





からんころん







「何故?」
「三成君の謹慎かな?」
「其れは上策とは言えずと他に手がないゆえ。致し方ない、が。4の姫との」
「嘘だよ。彼があの子を好きなのは誰が見てもわかることだし。それに元々あの子と婚姻を結ばせて、子ができたらとは思っていたよ。そのつもりだったし、其れ以外は考えていなかった。でも。君は気がついていた?」
「何を?」
「あの子を見ていた医者。北条の御典医だった」
「は?」
「内密に処分したが…毒薬は小姓はフェイクだったみたいだね。試しに僕の懇意の医者に聞いてみたら殺傷能力の強い毒薬で間違いなかった。」
「手引きは?」
「其れはまだ。只、あの後侍女の一人が弑害していたから。」
「…」
「松永からの手紙には毒で病を治すは秀吉と私だけだろうと嫌味を言われたよ。今、あの子も元気になってきてそろそろ床払いが出来るとね。」
「其れが本当なら一安心だが、如何するおつもりか?」
「…思案中だね。」
「あいわかった」

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