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変換なしの雑食夢

ran

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鉛白色

「やれ姫」
「あ、ああ。刑部様。ご機嫌麗しく存じ上げます」
「ひひひ。主の顔はそれは程遠い。今回は顔が真っ青よ」
「…武田様の佐助様は」
「知っている」
「その兼ね合いで彼方と少し縁がありまして…なんと申し上げましょうか。破天荒な方でございましょう?今回は急な思いつきをされて舞踏会を開催されるらしいのです。私にこないかと」
「また…あの御仁が珍しい」
「はぁ」
「で何故それほどまでに気落ちならしゃる?」
「こう言う時には婚約者と一緒にお伺いするのが慣例なのですが…私この歳になっても婚約者などおりませんし。同級のものも次々子が出来母親になってまいります。この歳で女学校に通える事は大変有難いのですが…その。裏を返せば婚期が…」
「主の場合気にすることでもなかろう?」
「そう、なのですが…また半兵衛と踊るとなると馬鹿にされてしまうなぁと」
「?」
「半兵衛にです。」
「ああ。ぬしは随分とからかい甲斐がありそう故…そうよ」
「刑部様?」
「少し来なしゃれ」



そう言って歩き始めるので私は急いでついていく。輿と言うのはこんなにも早いものかと思っていればひひひと笑われる。以外と半兵衛に似てますねと言えば我は三成の参謀故と返される。成る程。半兵衛と同じだ



「入るぞ三成」
「どうした刑…姫様?!」
「姫からのお願いよ。ぬし、今度の武田舞踏会に同伴しりゃれ」
「は?」
「刑部様!石田様はとても忙しくて。私の御相手などする暇は!」
「その暇を作るのは我の仕事よ。」
「まて、話が見えん」
「これを見よ」
「信玄公が舞踏会?武道会と書き損じたのではないか?」
「いやぁなぁ。ここだけの話」
「?」
「姫を真田と婚約させたいようよの」
「は?」
「のための舞踏会よなぁ。如何する?」
「…」
「あの、お二人で何を」
「秀吉様や半兵衛様はなんと」
「え?ああ。聞いておりませんでした」
「もし、ご許可いただけましたら不肖三成。姫様のお供となります」
「え?あの」
「不遜な輩に姫様を近づけなければ良いのだな!」
「ひひひ。その通りよ」
「刑部様。趣旨が違うような」
「…松殿!」
「用意はいつでも」
「松?!いないと思いましたら」
「用意は万全よ。さぁ我が聞きに行こう。ぬしらは衣装を見繕いなされよ」
「は、はぁ」
「(真田、家康。後あの…まぁ良い。姫様に何かして見ろ!殲滅してくれよう!!!)姫様」
「はい」
「参りましょう」
「い、良いのですか?」
「勿論です」
「(何故だろう。武道会に行く前の様な…)其れは良かったです」





鉛白色





「色は何色しましょうか?」
「一層行くまで内緒で良いよね」
「半兵衛に松に。やけに楽しいみたいですね」
「13歳で裳着して早3年。漸く竹中様以外の御相手。」
「本当にねぇ」
「誰のせいですか。」
「ドレスは薄紅のがあっただろう?」
「え?」
「如何したんだい?」
「あの、松」
「ああ。あの髪留めならば此方は如何ですか?」
「藤紫か。いいね。(何三成くんとの仲そんなに進んでたの?)」
「では靴は此方に(中途半端でヘタレてますのでこれが精一杯でしたがね)」

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