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変換なしの雑食夢

ran

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銀英伝

目を開けるとどアップのナイトハルトさんがいる。どアップ過ぎてびっくりしていると裸のまま抱きしめられているのがわかる。いつものことながら心臓に悪い。
以前なら、寝室は基本別だし、化粧をしていたら寝たふりくらいはしてくれていた。抱きしめられて寝たこともあったが此処まで熱烈ではなかった。顔に似合わず穏やかな人だった。それはそれで好きだったし、満足していたので文句は無い。ただ、ナイトハルトさんの熱烈ぶりは驚くばかりだ。寝室は一緒。化粧をしていたらニコニコとベッドの上で微笑まれる。何より、夜が長い。気がつけば朝とかザラだ。完徹で仕事へ行くのもしばしばだったので、この間怒ったばかりだ。今はある程度で解放してくれるものの、この人には物足りないのだろう。ぎゅうぎゅうと抱きしめて寝るようになった。力加減の知ら無い、大型犬の様だ。オーベンシュタインさんは気位の高い猟犬の様なところがあったけど。まぁ何方にも美味しく食べられる私は狐とか兎とか鼠なんだろうけど。

「ん。マインシャッツ?」
「おはようございます」
「おはようございます」
「化粧していい?」
「んー」
「仕事行かないと」
「んー」
「ナイトハルトさん?」
「今日から3日休んで宇宙です」
「は?」
「イゼルローンへ行きますよ。」

そう言うと私の額にキスを落としてだから今日はゆっくりしましょうといって少しだけ笑う。この顔に私は弱い。

「ナイトハルトさん、私は私の仕事があるのですよ〜」
「大丈夫。」
「今日から、一月、皇妃殿下の名で…」
「ふふふ」
「二人して計りました?」
「ええ。」
「酷い人!」
「そうでもしないと休めないでしょ?」
「…」
「にしても」
「ん?」
「貴方が宇宙行ったことないっていうのは吃驚しました」
「…」
「そう言えば飛行機も乗りませんよね。」
「私は地に足をつけない機械が嫌いなの」
「宇宙船乗りの妻なのに?!」


貴方に芸術について理解してって言ったことないでしょと言えば複雑そうに見られた。そう言うものなのだ。夫の仕事は理解しているからといって共有はなかなかできない。逆など然りだ。そう言うと少しだけ口を尖らせて私の名前を呼ぶ。


なにこれ、可愛い


「ナイトハルトさん」
「行かないんですか?」
「あんまり行きたくない。」
「…」
「その顔に私が弱いの知っているでしょ?」
「はい」
「…」
「その顔に私が弱いの知ってますね。」
「ええ勿論」
「はぁ」
「貴方はいじけたら私の名前を呼びますね」
「そうですね」
「あら、いじけた」
「貴方の前では私も必死なのです」
「?」
「貴方は思考が成熟しているから」
「…年寄あつかいするきですか」
「違います。貴方が私を子供扱いしますから」
「帝国軍の上級大将を?そんな。恐れ多いわ」
「ほら笑う」
「あらいじけて可愛い。」
「そう言うところです」



そう言っていじけて頬を膨らませる。やはり可愛い

「ナイトハルトさんは母性本能をくすぐるタイプね」
「褒められている気がしません」
「じゃあ言い換えます。」
「?」
「マインシャッツ」
「…」
「顔が真っ赤」
「恥ずかしいですね。」
「人前で言われる身になって」
「絶対止めませんけど」
「言うと思ったわ」

フニフニと頬を突きながら仕方がないわ、と笑ってしまう。久々に女性用の軍服着ようかなぁと言えばそんなものあったのですかと吃驚される。


「軍服にスカート」
「へぇ」
「なぜか女性に好評で」
「?」
「五月蝿いからってパウルさんに却下されたの」


そう言うとなぜか沈黙があって、後で見せてくださいと言われる。
いいですよ〜と言ったものの、妙な沈黙を不思議に思ってクローゼットを漁るのだった



1ヶ月のバカンス

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