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変換なしの雑食夢

ran

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銀英伝

アイスブルーのドレスを着て、物憂気に壁に立っていた彼女を見た瞬間恋に落ちたのだ。

「で直ぐにオーベルシュタイン夫人とわかったわけか」
「あの時は夫人ではなかったかな?まぁあのドライアイスの剣に女がいるとは驚いたがな。今では我が幕僚の専属画家だ」
「…」
「この間メックリンガー中将と美術について語っていたよな」
「ああ。芸術家同士馬があったのだろう?部下達が困っていたな。同じ絵描きなのはわかるが…」
「メックリンガー中将は水彩画彼女は油彩画が専門なのです。」
「「…」」



何ですか?と尋ねると女運が無いとロイエンタール中将に言われる。わかっている。でもこの人に言われたく無いものだと思いながらミッターマイヤー中将を見る。言いたい事は同じだろう。

「私も絵を頼んだのだがな」
「そう言えば」
「剣もほろろに断られた」
「また、なんで」
「オーベルシュタイン夫人の軍人嫌いは有名だ。こそこそせず嫌いだと真っ向向いて言うものだからビッテンフェルト中将と似ているかな?」
「昨日恫喝まがいに絵を描けと言った彼に絶対描くかと叫び返していたぞ」
「…」
「あそこまで行ったら筋鐘入りだ。」
「噂をすれば」


そういうと大きな音と共にビッテンフェルト中将が部屋に入って来られる。あの女という台詞と共に。


「ダメだったらしいな」
「ぐぅぅ!!!あの女!絶対描かぬと言いやがる!」
「なら無理にかかせなくても良いだろう?」
「いや、こうなれば俺にも意地がある」
「にしても私は早く描いてもらいたいものだがな。次の戦いまでにエヴァに持たせたい」
「相変わらず愛妻家ですね」
「卿も真面な相手を選べれば直ぐに愛妻家に成れるだろう?」
「いわないでください」
「大体お前だって他の絵描きに描いて貰えば良いだろう?」
「いや、そのだな」
「?」
「家族に贈る絵は彼女に描いてもらいたい。」
「はぁ?」
「威厳に満ちた今までの描き方じゃなくてな。自然で良いんだよなぁ?」
「…よく分からんな」


そういうとミッターマイヤー中将が立ち上がってもう一度頼みに行ってくるという。何故か俺の腕を取って。


「来い」
「えっですが」
「話せるチャンスだぞ!」
「…」
「帝国軍人が女1人に参ってどうする?」
「ああ、ロイエンタール中将まで」
「何か面白そうだな」



結局4人になるのかと思いながら廊下を引きずられていると件の人が現れる。こちらを見た途端この世の終わりのような顔をされたのは気にしないらしい。案の定、ビッテンフェルト中将が追い掛け、夫人は逃げ回る。それを3人掛かりで止めた頃には彼女は柱の陰に隠れてこちらを睨んでいた。



「やはり卿は連れて来るべきではなかったな」
「すまない。オーベルシュタイン夫人。怖がらせてしまって。」
「…」
「その、あなたに絵を描いてもらいたくてだな」
「…」
「夫人?」


珍しく反応がないなと思っていたらポロポロと涙を流していた。
どきりとする。
あのビッテンフェルト中将まで晴天の霹靂だったのだろう。たじろぎ、目を見開いているのだから。

「す、すまない。オーベルシュタイン夫人」
「そのだな」
「は、ハンカチ!これを使ってください」
「…」
「夫人?」
「結構です。」
「っ」
「ミッターマイヤー中将。」
「は、はい」
「頼まれた絵ですが絶対に描きません」




そういうと彼女は静かに涙を拭うと一礼して立ち去る。



「どうしょう」
「恨むならビッテンフェルト中将を恨むんだな」
「あの女でも泣くのだな」
「失礼だな。」
「ミュラー中将?」
「…」
「ダメだな。完全に灰になってる。」





ミュラー中将の無謀な戦い

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