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変換なしの雑食夢

ran

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銀英伝

だと思ったよ。というのが感想だ。似合うも似合わないもないのだろう。結局執事さんが予定より早く現れて着替えとメイクの手配をしてくれた。旅に出ようとするまさにその時に。
あれよあれよと着替えさされて車に押し込まれて。着いた先は王宮で。士官のパーティーがあると言われはのが会場に入った瞬間だった。嵌められた!と判明したは会場を占めたざわつきと「賭けに負けた」と嘆く声だ。


「食べてこい」
「食べれませんよ」
「?」
「コルセットが痛いんです。」
「そうか」



その会話をしたのちオーベルシュタインさんは喧騒に消え、私は壁の花になる決意をする。が、何かの拷問だろうか?お腹は減った。ご馳走はある。食べたい。けどコルセットがそれを許さない。本当に酷い話だ。


「君が?」
「?」
「あの冷凍人間が女性を連れてくるだなんてな」
「はぁ」
「にしても若いな」
「ビッテンフェルト」
「これがあの男の女か?氷の女王でも連れてくるかと思ったがな」
「提督」
「高級娼婦でもなさそうだが」
「…」
「まあいい。いくらでも買われた?倍出してやる。」
「おい」
「今日こそあいつの鼻を明かしてやる!」


なぜだか無性に腹が立つなぁと思いながら目の前のお偉いさんを見る。4人。困ったように笑う人とクールな色男。凄く失礼な奴に、なぜか慌ててそれを止めている人。プラス部下の人。
だから軍人は嫌いなんだ


「いくらとは一体何の話ですか?」
「ん?」
「すいません。フロライン」
「友情も愛情もお金で換算できますか?強いて言うならプライスレスです。」


空気が止まるのでくくくと内心笑う。ビッテンフェルトと呼ばれた人は硬直と言っていいだろう。


「だから軍人なんて嫌いなのよ。自分の名前も言わずに人を値踏みして。ふんぞり返らないでくださる?」
「あ、ああ。すまない」
「くくく。フロライン。嫌いな軍人の中にはオーベルシュタインも入っているがな」
「あら、聞いていませんでした?あの人は軍人以前に私の大切な人ですから。失礼な人のカテゴライズに入れれませんよ」
「それはそうだな」
「ああ、何方へ?」
「近年稀に見るほど腹立たしいので帰ります。…彼にもそう言っていてください」



かつかつと慣れない靴で歩く。だだっ広い!それにも腹を立てながら外に出ると驚いたような顔をして運転手さんが私の前に走ってくる。
かえる告げれば送って行ってくれるらしい。御主人様は良いのですか言えばそう言いつけられているらしい。気がきくのか効かないのか。
よくわからない人だ。



ドレスはどうすれば良いのだろう。庶民に手入れの仕方などわかりはしない。脱ぎ方だって危うい。よく貴族はこんなもの着ているなぁと思って執事さんの奥さんに脱がしてもらう。手入れはしてくれるらしい。のでそのままお返ししてしまおう。


「眠い」
「疲れになったのでしょう。食事は?」
「食べられませんでした」
「慣れるまでの辛抱ですよ」
「慣れる必要ありませんから」
「食事を作っています」
「いえ、そこまでして頂かなくとも」
「我が主の我儘に付き合っていただいたお礼です」
「本人にその気があるのかないのか。些か疑問ですが」
「…」
「では少し休ませてください」
「は?」
「凄く疲れて。駄目なら帰らしてください。お願いします。」
「寝室を用意いたします。」



有難いなぁとうつらうつらする体に鞭打ってベッドへ入る。薄布の夜着が気持ち良いなぁとぼんやり思いながら眠りにつくのだった



毒舌家の眠り姫

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