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変換なしの雑食夢

ran

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basara 片倉

「反魂香?」
「会えるかどうか分からないけど。試してみる?」
「…ああ」
「なら次の満月。」


その日、通された部屋は静かで満月が静かに輝いている。
ふわりと薫香が其れなのだろうかと思いながら庭を見る。



ぼうっと光る其れを見かけた時条件反射で刀を持つ。
敵が、此処に迷い込んだことはないだろう。悲しいサガだと思いながら誰だと尋ねると、深淵の底から光とともに白いモノが浮き出てくる。ぞくりとする。哀しそうに立っているのは最後に見た彼女の姿だ。



「…」
「まっ!違う。」
「…」
「何か迷い込んだのかと思っただけだ」
「…」



そう言えばほうっとため息をつくものの近づくことはない。その距離が焦れったくてちかっいて良いかと尋ねる。無言で頭を横に降る。まぁそりゃそうか



「嫌われてたな。」
「…」
「…声が出ないのか?」
「…」
「そうか。お前さんに会えただけで十分だ。…愛してる」
「…」
「8歳のガキのお前を見た瞬間、こいつだと思ったのだがな。なんせ若かった。幼女趣味なんて頂けねぇって思ってたから冷たく当たっちまっていた。」
「…」
「なのにお前さんはどんどん綺麗になって行きやがるし。如何したものかと本気で考えた時にさっきの言葉を言えばよかったな。莫迦みてぇにお前が好きなのにガキみてぇに…すまねぇ。お前の言う通りだった」
「…」
「死んだと聞いた瞬間、頭ん中が真っ白になったよ。いつかわかってもらえると思っていたのが愚かだったと。姉上もあれから気落ちされてな。」
「…」
「お前の不信感の絶望も何もかも嫌なことは俺が与えてしまっていたな。もし、来世巡り会えたら、喜びと幸せだけでお前の人生を満たしてやりたい。」
「…」
「困った顔をしているな。俺が知っているのはそれと泣き顔と絶望に満ちた顔だけだな。」
「…」
「ああ、すまねぇ。」
「…」
「死んでもお前の手は暖かいな」
「…」
「触れてくれるか?嬉しいな。」
「…」
「ああ、お前の声が、きき、てぇ」





野菊と荊棘と反魂香






「あら、いい夢観れた?」
「目覚めがテメェじゃなければな」
「あの子には会えたのね」
「…まだ嫌われてるみてぇだがな」
「それでも会いたいんでしょう?」
「まだあるのか?」
「あと2回。まぁでも城は今頃びっくりしていることでしょうよ」
「?」
「貴方あのまま2日間寝てたのよ。」
「は?」
「覚悟があったらまたいらっしゃいな」
「次の満月の日にな」

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