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変換なしの雑食夢

ran

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basara 片倉

さてとと筆を置く。新しい者が入ると華やかながら時間がかかる。行儀見習い気分では入ってこられると一層。今回は当たりだったがそれでも忙しい。結局夕飯には間に合わなかったかため息をつく。お腹は減っているものの筆を洗わないとと水屋へ向かう。

「今終わったのですが?」
「喜多様」
「仕事をこちらにも回しなさい。」
「いえ自分の分は…ではひとつ。」
「ん?」
「お願いしてもよろしいですか?」
「ええ。」
「弟君に書類をお渡し頂きたいのです。」
「こ、十郎にですか?」
「はい」
「貴方が」
「私が参りますと御気分がよろしくないでしょうから」
「そんなことは…そうね。普通ならそう取られても不思議ではないわね。」
「ですから…後で持って参りますわ」
「食事をしてからになさい」
「ですが」
「いいのよ。そうでもしないといよいよもって食べそびれるわよ。」
「ではお言葉に甘えて」



話している間に筆も綺麗になった。では急いで食べてきますと言うとゆっくりと食べなさいと笑ってくださるこの御仁があの人とご兄弟などと信じたくはないのだった



芍薬と野菊

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