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変換なしの雑食夢

ran

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蛍火

「信用ならない?」と言われて初めて雑渡さんが怒っているのに気がつく。如何したのと誤魔化したところで同じだろう。誰よりも信じてるとだけいってぶすっとした雑渡さんを見る。


「だって」
「あの件で怒っているのなら私は謝りませんよ。」
「…」
「貴方と一緒になるのにあれほど邪魔な人はいないわ。」
「…いつの間に利吉くんと知り合いになっていたの?」
「私の同級生の元彼」
「君の今彼?」
「…そういう事いうの?」
「なんとなく」
「照星さんと利吉さんにお願いして冤罪を作ってお父さんに差配してもらう。…これ以上にいい手があったら教えて欲しいです」
「若いのを鉄砲玉にして冤罪を作ろうと思ってた」
「…」
「…」
「一緒ね」
「一緒だけど」
「?」
「君が秘密にしてるのが悪い」
「…」
「何?」
「嫉妬?」
「…いい年して?」
「うん。ちがうの?」
「…残念ながら当たりだね。」
「そっかぁ」
「何呆れてる?」
「少し」
「…でもすごく嬉しい」
「ふふふ」



蛍火



結局、腹がたつものの許してくれるらしい。膝に寝転ぶ、雑渡さんの頭を撫でながらふふふと笑う。目を細めて何という様は機嫌の悪い猫のようだわというかいいまいか考えて、言わずにおく。これ以上に機嫌を損なわれても困る。


「何?」
「うんん。平和だなぁと」
「…大分死んだし、女は売られたけど」
「私の平和なんて貴方とあと3人とその家族で完結できるの知ってる?」
「そーいうとこ好きだわ」
「ん?」
「本音っぽい」
「本音だから。予備軍は照星さんかな?」
「それが気に入らないの」
「何で?」



同じ年だからと言うので苦笑する。浮気対象の基準は年なのだろうか?馬鹿ねと言うと君のせいだからというので取り敢えず笑っておく。


「ねぇ」
「ん?…っん」
「…はぁ」
(色っぽいなぁ)
「?」
「…」
「如何したの?」
「は、じめてなのに」
「えっ?!」
「ロマンチックでは無い」
「は、初めてなの?」
「小さい時にお父さんにやられたののけたら。大体雑渡さんのせいで付き合った人いないもん」
「如何して私のせいなの(抹殺してたのばれた?!)」
「私は雑渡さんと違って雑渡さん一筋だから」
「如何いう意味?私もずっと嬢のこと」
「初めて?」
「う…」
「キスもそれ以上も、初めて?」
「33にもなって、流石に」
「…」
「ね、ねぇ。顔怖いよ」
「誰のせい?」
「私のせいです」
「嫉妬するなら本気でするけど?」
「だ、だめえ!!!」
「…へぇ。本気がいたんだ」
「へ?!」
「…」
「どこに電話してるの?」
「…もしもし照星さん。」
「ちょ、如何してそんなことに」
「雑渡さんの過去の恋愛遍歴を。うんうん。」
「照星!無駄なこと言うなよ!!!」
「へー。巨乳のさよこちゃん。結婚手前まで。いつ?10年くらい前?へー」
「照星ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

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