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変換なしの雑食夢

ran

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泣かれる三成 6

「姫!すまん!!!」
「黒田様が…掘ったのですね」
「あいつらを落とそうと…いってー!!!おい!半兵衛殺す気か!」
「いや、ね。首が取れれば良いかなぁと」
「怖いぞ!」
「見てみなよ!姫の白魚の手が傷だらけ!」
「良いんです…黒田様。でも」
「?」
「皆様は良いとして私のようなものもおりますから穴はふさいでくださいね」
「もう塞いである…けどよ」
「?」
「浮かねぇ顔だ」
「私、刑部と治部に酷いことを言ってしまいました」
「?」
「落ちた途端に刑部が現れましたから…その」
「ああ、彼奴らが落としたと」
「はい」
「そうか…じゃあ官兵衛君を嬲りながら説明してあげるよ」
「半兵衛」
「そうか」
「?」
「今は佐和山だったね」
「!」
「さてどうしたものか…ほら官兵衛君!きみのせいなのだから良い案だしなよ!」
「いてー!!!」
「半兵衛?!ああ官兵衛様大丈夫ですか」
「姫」
「あ、父上様…手紙をしたためます」
「それが良い。我からも書こう」
「ありがとうございます」














「姫から手紙が来たと?」
「ああ。秀吉様が…」
「そのような顔をするな」
「しかし」
「お怒りがあったとしても公私を混同することはない」
「…そうだな」
「なんと書いてある?」
「落とし穴の件だ。姫から侘びがあると」
「…詫び?」
「姫の手紙だ」
「なぜ我に渡す」
「貴様宛だ」
「連名よの」
「貴様の方が先だ!」
「はてさて…三成よ」
「…」
「ぬしは本にわかりにくい」
「わかっている!だから」
「…本に我のものにして良いのか?」
「?!」
「手紙のことよ…」
「刑部…貴様!」
「ひひひ。早う嫁をもらえ」
「…いらん!」
「他の女を抱けば忘れるものよ」
「刑部」
「すまぬすまぬ。そう簡単な話でないゆえなぁ」
「…」
「さて読もうか…ひひひ。」
「…」
「気になるのなら読ましゃれ」
「いや…」
「我への詫び文よな…誤解は解けたということか…にしても暗め。」
「あれのせいか」
「まぁ落とし穴に対してのみよ。ぬしのことは書いておらぬ」
「当たり前だ。」
「にしては顔色が悪い」
「…」
「さて、我は返事を書くか」
「?!」
「…本にわかりにくい男よな」







泣かれる三成 6






「…」
「こっちは吉継君から。こっちは三成君から」
「半兵衛」
「言いたいことはわかるよ。この量は手紙の域を超えているから」
「…」
「まぁ。渡してきたのが吉継君だから…」
「…刑部は普通の内容です。あ…」
「どうしたの?」
「男言葉をやめるならって…半兵衛」
「良いんじゃないのかな?大体似合ってないし」
「はい」
「(可愛いなぁ)」
「で、」
「手伝うよ」
「…あら?」
「…吉継君も考えたね」

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