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変換なしの雑食夢

ran

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日常 20

「あー…佐渡君が本気で怒ってしまったかい」
「左様。賢人からも」
「無理だね。あの子はまだ、彼女の配下なわけだし。奪還するしかないよね」
「?!」
「刑部…用意を」
「あいあい」
「…すまん。話についていけないのだが。竹中様、奪還とは?」
「ああ。君は知らなかったね。三成君」
「大阪の侍女の八割は忍びだ」
「は?」
「秀吉様の衣食住を保つからな…当たり前の配慮だが佐渡はその頭でもある」
「僕が秀吉の右腕で三成君が左腕なら佐渡君は影だね」
「影?」
「それはそれは恐ろしい影だよ…三成君」
「は!」
「殺してはならないよ。相模君もそれは望んではいないだろうし。何より、佐渡君がより強硬になるからね」
「承知いたしました」
「ただむこうは殺す気だろうから、気をつけて」
「は!」
「…吉継殿」
「はてさて。いつもの事よ。何時もの、な」









「あーあ。始まっちゃった」
「これ。相模様に聞こえてはいけません。文官は此処でいるように申しつかっているでしょう」
「そうですけど…妹姫様のせいですよね」
「誰のせいというわけではないでしょうけど…言うなればそうね」
「侍女数百を統べる佐渡様の後継者最有力の相模様だから…武官の方はキリキリしているのよ」
「まぁそうね。相模様は如何?」
「千曲様が付ききりよ」
「黒田様も一緒らしいわね」
「ええ。盾にするって」
「…」




日常 20






「小生は部屋に入らんぞ!」
「当たり前よ。」
「…何かあったら言えよ」
「察してね」
「小生にか?!」
「まぁ当てにしていないけど。相模」
「…ん」
「起きたの?」
「ちくま」
「薬飲めそう?」
「うん」
「座らせるわよ」
「ありがとう…外」
「?」
「騒がしいわね」
「そう?」
「何かあった?」
「不運がいるわ」
「ああ。官兵衛様。…お入りくださればいいのに」
「今池に落ちたところよ」
「ふふふ」
「小生は気にするな。…光。近いぞ」
「あら、もう?」
「ああ」
「?」
「小生は此処にいるがなぁ。おい相模」
「はい」
「お前も大切にされてんな」
「え?…ええ」
「存外、悪い話じゃねぇかもな」

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