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変換なしの雑食夢

ran

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白色

「えーと。これは?」
「釣りした事ねぇのかよ」
「ええ、まぁ」
「人生損してんぜ!」
「こちらの海は綺麗ですものね。大阪に繋がっていますが」
「兄上!!!!!貴方という人は!昨日ようやく床上げされたご婦人に体に触る海に連れ出そうとは!!!今日という今日は許しません!そこにお座りなさい!!!」
「げ、吉良がきれた!」
「うふふ。こういう時は逃げかくれせず怒られるのがよろしいかと。逃げれば火の粉が大火になられますよ」
「げー…姫さんまで。助けてくれねぇの?」
「ええ。経験が…吉良様は半兵衛をとても親切に親切にした様な方ですので。怒らせるのは得策ではありませんよ。何より、吉良様が大変そうで大変そうで」
「ほらごらんなさい!」
「しゃーねーな。」
「兄上!」
「あ、そういや。石田から文を貰った。あんた砂糖菓子好きなんだろ?ほれ」
「わ。」
「一緒に送ってきたから礼言えよ。」
「なぜ貴方が偉そうなのです」
「早けりゃ今日こっちに着くだろうに。まぁ普通なら明日明後日か?それまでゆっくり寝てな」
「…干菓子。可愛い」
「本当に好きだな」
「ええ」
「隠す気ないのかよ」
「ここには治部がいませんから。はい、吉良様。あーん」
「美味しいものですな」
「何だよそれ」
「だって吉良様、保護者会には入れそうな程親切なんですもの」
「保護者会?」
「刑部に佐助様。あと片倉様。当主がある意味何かを欠落しているところの右腕です」
「何だよ!欠落って!!!」
「治部は食と休息。真田様と伊達様は…あれですし。お二人は無意識有意識別として政務が。ですので長曾我部様も。仕事をして下さい。絡繰は万歩譲っても釣り三昧は。」
「う」
「言ってやってください。本当はからくりもいい加減にしろと言いたいのですが」
「あれはあれで国益ですけど…長曾我部様」
「な、何だよ」
「はいあーん」
「ん。うめぇなおい」
「美味しゅうございますか?」
「おう」
「先程」
「ん?」
「吉良様の顔色が悪いので如何したのかお尋ねしたのです。もし、私の病をうつしてしまっては大変ですから。ですが、あなた様を探し諌め代行し己が仕事をこなしその上の私の看病でございました。もう、肩身が狭くて狭くて。なにかお手伝いする事はとお尋ねいたしましたら貴方様の案件が疲労の八割との事。長曾我部様」
「…はい」
「お仕事いたしましょうね。菓子も食べましたし頭が働かないという事もありますまい。あと、私、治部や刑部。吉良様程の能吏ではありませんが妥協というのは恐ろしくてできません。さぁ早くお手の荷物を渡してそこに座りましょう」
「…はい」







白色







「やれなんぞあれは」
「躾けて頂いております」
「手伝おう」
「ならぬよ三成」
「何故だ!」
「ここできっちり躾けねば再々海を渡る羽目となろう。今は見守るが吉」
「…無理は」
「させませぬ。無理をさせるのはあのバカのみです。」
「なーなー姫さんよ」
「何ですか?」
「釣り」
「まだ一割もできておりませんよ。」
「でもよー海がよー」
「海も良い主人が来た方が喜びましょう。ほら計算間違ってます」
「うげ…」
「以前左近でも見たの」
「何??!」
「おっ!お二人さん来たのかよ!酒の用意」
「治部、刑部」
「わかっておる。わかっておる」
「おい、何処で荷解きをすればいい」
「夕刻までに終わらせましょうね」
「意外と怖ぇ」
「出ないと鬼ヶ島に単身できませんよ」

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