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変換なしの雑食夢

ran

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勝手すぎる三成 16

「?」
「秀吉」
「瓜二つよの」
「母」
「ご無沙汰しております」
「…いいかい。僕は未だに反対だ。三成君があれほど必死に頭を下げなかったらこの家の敷居を跨がせるつもりは無かった。…これは温情だよ。君のような無能な女は彼には相応しくない」
「半兵衛。…すまない」
「いえ。その通りだと思います。」
「半兵衛様!私はお伝えした通り、幸以外は」
「わかっているさ…まぁ、唯一の仕事は恙無くこなしてくれたようだしね」
「よく似ているな」
「…」
「如何したんだい?」
「ひひひ。大人の話の最中は話さぬようにと躾けられておってなぁ。本に賢きこよ。」
「ふふふ。僕は君の祖父かな?養父の一人だよ」
「…」
「僕は君と話したいな」
「…刑部」
「構わぬよ。主の好きなようにしりゃれ。なぁ、賢人」
「ああ。勿論だよ。きみは三成君の次に豊臣を背負うものさ。好きにすればいい」
「なら」
「佐吉…三成さん?」
「…秀吉様の命だ」






「貴様は私の一生涯の最たる敵だ!」
「え?!」
「私の母への暴虐の限りの悪言!万死に値する!」
「な?!え!!」
「私は今の今まで貴様に何をして貰った!母には今生で返せぬほどの慈悲慈愛をいただいている!今もそうだ!何を思い上がっている!私にとって母は至上!かけがえの無い方だ!其れを貴様は!!!!」
「ひ、ひでよし」
「主がやりすぎたのよ。」
「ひひひひひっ!我は忠告をしたのになぁ。なぁ佐吉」
「ああ!刑部!こいつは敵だ!母を害するものは」
「佐吉!」
「母!」
「申し訳ございま、せん?」
「…何だい?」
「い、え」
「僕が泣いたらおかしいかい?!」
「半兵衛。…すまない。…佐吉も」
「母を虐げないか?!」
「佐吉!!」
「黙れもやし!大体貴様がなよなよしく女々しいから母が虐げられたのだろう!義理の盾になるのが夫の仕事だろう!!!」
「ああ、もう。佐吉。落ち着いて。母は誰にも虐げられていませんよ」
「あれでか!!!今まで貴様何をしていたー!!!!!やっぱり反対だ!こんな家出て行って刑部と三人で暮らそう!慎ましくあれば困らないはずだ!」
「しっかりしているな…なぁ三成」
「申し訳ありません」
「嘘は言っていない。この幼子が正しいのよ。」
「?!」
「本当に三成に似ている」
「離せー!!!」
「貴様!秀吉様に何を?!」
「離せ!!!!!私に触るな!!!!!」
「ふふふ」
「佐吉!!!」
「っ」
「ひひひ、母御がお怒りよ」
「母…」
「…」
「ごめんなさい」
「母だけ?」
「この人には言う…だが、母が何と言おうともこの泣いてるのには言わん!」
「ひひひひひ」
「僕だって!!!!!楽しみにしてたんだよ!部屋もプレゼントも!…なのに!」
「いらん!」
「ひひひひひ」
「大谷君ばかりずるい!!!!!」
「刑部にまでか!?」




「…目眩がしそう」
「秀吉様の判断だ。…秀吉様」
「これで半兵衛も落ち着くだろう…気を害したか?」
「い、いえ!」
「硬くならなくていい。ただ、時折訪ねてきてほしい。」
「?」
「ああ見えて半兵衛は子供が好きなのだ」
「…」
「見なくていい」
「あ、はい。ですが」
「?」
「私は良いのですか?」
「養子縁組を解消するとまで言われたからな」
「?!」
「なん、だ」
「あの、どこか悪いのですか?」
「…」
「我もそう言った。」
「慎ましやかなれば食うに困らぬ程度の資産はある。刑部もだ。…どうしても許可いただけなければそうするつもりだった」
「熱?!」
「我もやった。医者にも見せた。平常よ」
「…」
「仲良くせよ。吾らも貴様らと離れたくは無い」
「は、い」
「?!な、泣くな」
「夢のようで…」
「…幸」
「ありがとうございます。これからも末長く、よろしくお願いします」






勝手すぎる三成16








「にしても」
「ん?」
「貴方までは珍しいですね」
「ひひひ。祖父は我の役よ」
「「…」」

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