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変換なしの雑食夢

ran

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雲海 4

「無血開城だと?!!」
「落ち着け、三成」
「あの、首を!」
「あの首を取ったところで水鳥の怪我はようならん。落ち着いてきかしゃれ」
「…」
「今、賢人がその忍びに会っておる。解毒の薬を貰ってすぐにあれの居城へ向かう手はずよ」
「…わかった」
「幸い。未だ良くない知らせは来ぬ故。間にあうやも知れぬからな」






小鳥の凶報は確かに届いていない。

手に入らない象徴のようだと思う。
あれは飛ぶ鳥のようで人の手に入ってしまうとすぐに死んでしまうのかもしれない。そう思案して首を振る。如何なる死地でもあれは涼しい顔で帰ってきた。今回もそうなのだろう。



死にはしない。




再び私の横で戦さ場に出向くはずだ。









「三成君」
「半兵衛様!?」
「済まないね。」
「?」
「今、風魔の忍びを」
「…」
「落ち着きたまえ。解毒剤を手に入れたから…急いで小鳥君の所へ持って行ってくれ給え」
「私がですか?」
「君の足なら直ぐだろう?僕は官兵衛君といっしょに戦終いをするからね。大谷君も連れて」
「…」
「いいね」
「は」






雲海 4







「治部様…この度の勝ち戦おめでとうございます」
「小鳥は?!間に合ったか??!」
「命の有無で言えば。」
「其れより薬よクスリ」
「ありがたく。席を外します。ご無礼の段お許しくださいます。誰か!」
「用意は整っております。」
「早く姉様の元へ。お二人は奥の間に御通しして」
「はい」
「私も!」
「どうぞ席を用意しております。」
「離せ!」
「お願いでございます」
「せめて衣装を整えるまで」
「殿様の願いでございます」
「っ」
「三成」
「暫時、待つ」






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