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変換なしの雑食夢

ran

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侍女と三成 4

月のものが来ないと気づいた時には3月と言われた。
相手は今まさに私を手篭めにしている治部様だろう。正気と狂気の割合が後者に重くなりつつあるこの人に告げたほうがいいのだろうかと思案する。私を手酷く抱いてそのまま眠りにつくこの方の神威がわからなかった。好いた女子、とおっしゃったがあれは何だったのか。軋む体に鞭打って万年床から起き上がる。
苦悶も思案もし尽くした。答えが見つからないだけだ。ふと、外を見るとまだ日も高い。朝から嬲られて何時になったのだろうかとぼうっと考えていたら後ろから抱きすくめられた。






「っ!」
「許可していない」
「治部、様」
「寝ていろ」
「仕事が」
「ほっておけばいい」
「しか、し」
「私を裏切る気か!」
「っ」
「貴様も!家康の元、へ!」
「行きません」
「嘘を言うな!」
「私と徳川様は縁もゆかりもない関係です。治部様。どうぞ落ち着いてください」
「何、が!徳川様だ!!!あの科人に敬称をつけるなど…」
「ひっ」
「やはり貴様!内通していたな!椿はそんな大それた事は出来無い!忍びか!?」
「痛っ!」
「此処で馘いてやろう!」
「やめ、て…」
「いえ、やす」
「じ、ぶ、…さ」
「?!」
「っかは!ごほごほ」
「わた、しは。何、を」
「っ」
「椿!」
「やっ!」
「っ!」
「申し訳ありませぬ…申し訳」
「あ!謝るな!私が…また」
「!」
「…触れるのも…恐ろしいか?」
「治部、様」
「すまない…お前にこんな思いを」
「!」
「何故、私はお前を…」
「治部、様」
「…」
「なか、ないで下さい」
「?!」
「治部、様」
「…すまん」
「…」
「愛している。誰よりもだ。誰よりもお前を」




恐ろしい呪詛に耳を傾けて私は眠る。次起きたらあの世かもしれない。
けれども情というのは恐ろしい。誰にも必要のされない私がこうまで執着されるのなら。それが一夜の夢のごとき話でも。私は彼を捨てる事ができない






侍女と三成 4






「首の痣」
「え…?」
「三成か?」
「刑部様」
「主もそろそろ逃げしゃれ。馘かれよう」
「…」
「ぬしに何かあればあれはますます闇を深めていく。」
「ですが」
「…」
「あの方にとって小石程度なものでも…馘かれて死んでしまったとしてもお傍にいたいのです」
「悪き方に絆されておるな」
「刑部様」
「やれ、」
「?」
「何故腹を庇う?」
「!」
「…左様か。なれば」
「お待ちください!」
「三成に告げて離れなければなるまい!」
「あの方の心残りにはなりたくないのです!」
「愚かな…」
「申し訳ありません」
「…なれば」
「?」
「我の言う事をひとつだけきかしゃれ」

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